私個人的には、アイルランドは日本によく似ているなぁと思います。なので不便さは有るけれど、住み心地はいいです。
日本との大きな違いは、良い言い方をすれば大らかさ、悪い言い方をすればルーズな事でしょうか。バスはGPSを搭載している割に、時間には全く来ない。人々は文句を言受けれど、「バスって時間に来ないわよね―」と口々に言いあうだけ。具体的なクレームを付けたりは無い模様。
インターネットがダウンしてクレームの電話をすれば「あー、ないと不便よね~。わかるわかる~。でも安心して、あなただけじゃなくて、その辺一体ダウンしてるからw」などと訳の分からない事を言い、だからと言って復旧に尽力してくれるわけでもない(苦笑)。
私事ですが、昨年のクリスマスに肺炎になり、大きな病院で精密検査を!と勧められ、検査の予約が驚くなかれ、今年の11月20日。もう症状ないですけど・・・(怒)。でも皆さま待つのは慣れっこなのか、患者同士や友人家族に文句は言うけど、病院に文句を言う人は少ないです。A&Eでも平気な顔して4〜12時間くらい待たされますから、救急の意味はありません。(だから大きな病院には神父様が常備なのか?天国近すぎる・・・)
マナーではないかもしれないけれど、教会の前を通るとき公共交通機関でも十字を切る人が多いです。でもプロテスタントの教会はスルー。元々英国支配下の時はプロテスタントだったアイルランドは、豪華なカソリックの教会を使用してたものが多く、私のような不信心者にはどれがカソリックなのか、プロテスタントなのかわかりません。
他はバスを降りる時には、ドライバーに「Thanks」は必ず言います。どれだけ遅れてきたバスにも言います。文句ではなく、ありがとうと言うのは良いマナーですが、怒りをドライバーに伝えられずに残念至極。
その分、皆様何にでも文句を言います。晴れていれば「暑い」曇っていれば「うざい」、雨なら「晴れてよね!」。そのくせ日常会話は天気の話から入るお国柄。文句は本人に聞こえないように話すのがひょっとしたら流儀なのかもしれません。
ライター:yuki@アイルランド