フランスワーホリ

フランスで生活していると日本との様々な違いに驚かされることがありますが、なかでも特筆すべきなのは日本人とフランス人の衛生観の違いです。

日本では犬の飼い主のマナーはフランスに比べると断然良く、道端に犬の糞が落ちているのを目にする機会はそんなに多くありません。また、ごみやタバコのポイ捨てをしないのは世間の常識といっても過言ではありません。

ところがフランスでは道端には犬の糞があちらこちらに落ちているし、タバコの吸殻の数も半端ではありません!ある日、犬の散歩中の友人に偶然街で会い立ち話をしていたときのこと、自分の飼い犬の糞は必ず拾うという彼女は「自分の犬の落し物を拾わない他の飼い主の気が知れないわっ!」と言いながら吸っていたタバコを道端にポイッ!!

個人的には内心(えーっ!!それってどうなの?!犬の糞はダメでもタバコの吸殻は良いワケ?!矛盾してるよ!)と言いたくなってしまいましたがタバコのポイ捨てはフランスでは日常茶飯事、そもそもポイ捨てがいけないことという概念があまりないようです。

トイレに関しても一般的に汚いところが多いです。汚いだけでなく便座がないトイレも結構あります。ちなみに何故便座がないのか、周りのフランス人に聞いてみるとフランス人は公共のトイレを清潔に使おうという概念がないので汚す人が多く、そうなるとその汚れた便座に座る気が起きないというのです。

何故公共の場をきれいに使おうという気がないのか、日本人の私にとっては理解に苦しむ回答です。フランスではトイレの入り口でお金を払って使用する有料トイレも結構あり、そういった所ではそれなりに清掃も行き届いていますが、その他のところでは清潔なトイレというのは期待できないので日本の清潔で高機能なトイレには本当に脱帽します!

パン屋さんでもよく店員さんがお金のやり取りをする手でそのまま(素手で!)商品を触ったりするのを見て初めは抵抗を覚えたものです。

しかし最近では店員さんが商品を触る手でお金を触らずに済むようにレジにお客さんが直接コインを投入する機械を設置するお店も増えてきました。

ただ、ある日この手のパン屋さんで機械にお札を投入する場所が見当たらず店員さんにお札はどこに投入するのか尋ねると店員さんは結局素手でお札を受け取るという始末…。まだまだシステムの改良の余地があるのが現実です。

フランスでは先に例に挙げたような道端に落ちているごみの類は市町村の清掃員が掃除しに来てくれますが、フランスに住む人達のひとりひとりが日本のように衛生面でもっと気を配れるようになって欲しいと願うのは私一人だけではないはずです!

たぬき@フランス


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