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フランスに来た当時、学生の時に「世界史」を勉強して良かったと思いました。

フランス人は、同じルイの名のたくさんの王様の歴史を暗記させられるのがひどいそうで、日本の教科書はまだ抜粋で楽だと知りました。

教科書の中でしか知らなかったフランスの歴史の足跡を、実際に見てまわるのは素敵です。

フランスは歴史が長く、あちこちに歴史がそのまま残っています。歴史関連の美術館や博物館等もたくさんあり、道を歩いていても、歴史の中の有名人の生家等のプライベートな生活場所が今も多く残っています。

フランスの歴史をすべて書くことはできないので、フランスの歴史のお手軽な知識を取り入れる方法を紹介したいと思います。

てっとり早いのは、フランスの歴史に詳しめの旅行ガイドブックを一通り読んでみると、趣き深い旅になると思います。自分が興味があるフランスの歴史や人物を知りたい場合は、雑学本の文庫がおすすめです。フランスの歴史は、日本のテレビでも特集があったり、NHKの語学番組の特集がたまにあるので、メディアの基礎知識は面白いと思います。

フランスの歴史を本当に知りたい場合は、フランスの歴史の中の有名人の生涯にホーカスするだけではなく、その歴史的な人物が残した作品や思想、世の中にどういう影響を及ぼしたかの偉業そのもの触れていく方を重要視した方が良いと思います。

フランス人は、会話の中に歴史が出てくることが多く、その内容はとても深い場合が多く、テレビ番組の中のジョークでも、歴史上の人物の偉業そのものの内容を知らなければ、会話についていけないことも多いです。

例として、フランスで有名な「星の王子さま」のサン=テクジュペリの生家が、リヨンにありましたが、サン=テクジュペリの生涯や逸話より、「星の王子さま」の著作について議論する人が多いのがフランスです。私は、彼の生家が近所にあって探していたのですが、散歩の時に、何度も知らずに通り過ぎていたことを知り、笑われたのですが··大事なものは(本当に)目に見えない(笑)

この3年の間にたくさんの歴史の場所や美術館、博物館、城等に行きました。パリでは、ショパンや数々の有名人に会いたいがためにお墓まで行き、失礼ながらお参りしてきました。でも、お墓はお墓でしかないわけです。マリー·アントワネットの髪の毛は髪の毛、ナポレオン使用の歯ブラシは、単なる歯ブラシなわけです。

観光で実際に歴史を見て歩くのもすばらしいのですが、フランス人と会話していると、ゴシップ感覚ではなく、もっと歴史的な人の生み出した作品や世の中への影響を知らなければ、フランスでは恥ずかしいと思いました。

今、住んでいるメッスは、世界大戦の時にドイツだった時期もあり、ドイツの建物が多いです。ドイツになったことがないメッスのお隣のナンシーを見ると建物一つ取っても違います。

ドイツの国境近くになると、ドイツ語とフランス語が混じった訛りがあったり、国境沿いに住んでいる人はお互いの国の言葉が分からない人もいて、歴史は、今も生きていてすごいなぁと思います。

フランスは、近隣諸国の影響を受けている場所も多く、近隣諸国に近いフランスの歴史も興味深いと感じています。フランスの歴史は戦争の悲しい歴史もあり、今の問題につながっていることも多いので、歴史を知ることが大事だなぁと感じています。

Miyabi@フランス


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