今日はフランス、コートダジュール地方の気候についてお話ししたいと思います。
フランスの気候は地方によって様々な特徴がありますが、ここ、コートダジュール地方では年間を通して晴天の日が300日以上と言われるほどお天気の良い日が多いです。
夏はもちろん暑くなりますが、それでも気温が上がりすぎず空気が比較的乾燥しているので過ごしやすいです。
フランスの一般家庭にクーラーは日本ほど普及していませんが、夏の暑い日にスーパーのお水売り場で出会ったおじいさんは「暑い日には水を入れて凍らせたペットボトルを扇風機の前に置いて涼しい風を送っている」と言っていましたし、友人は「夏場は太陽の光で室内の温度が上がらないように日中は雨戸を閉めきってている」と話していました。
みんなクーラーなしで夏を快適に過ごすための工夫をいろいろしているようです。
冬も他の地方に比べると比較的温暖です。例えば本日の現在の気温は14℃。晴天に恵まれ、我が家では換気のために家中の窓が全開となっていますが、全く寒くありません!
今年の冬は特に温暖で、既に12月だというのに私は未だにニットのロングカーディガンだけで本格的な冬のコートを着用せずに外出しているほどです。
朝晩は少々冷え込みますが、昼間はこのカーディガンさえ邪魔になることもしばしばです。
今年は温暖で過ごしやすい冬だ!と言うと聞こえが良いかもしれませんが、しかしその反面でこれは環境破壊による地球温暖化によるものだと思うと素直に喜べない現実も…。コートダジュール地方では、2ヶ月ほど前に豪雨による大規模な水害が発生したばかりなのです。
ヨーロッパでは近年頻繁に竜巻、洪水、干ばつ…と異常気象に関するニュースが飛び込んでくるようになり気候の変動を感じていますが、それでも今のところコートダジュールは比較的過ごしやすい気候だと言えるのではないでしょうか。
たぬき@フランス