2013年2月、日本との間で12カ国・地域目、ヨーロッパではデンマークに続く7カ国目となるワーキングホリデー制度がノルウェーとの間で始まり ました。ノルウェーとのワーキングホリデー制度創設は昨年11月に発表され、今年2月からの制度開始がアナウンスされていました。
年齢制限は申請時の年齢で30歳まで、最長での滞在期間は1年間、同一雇用主の下での就労は最長で6ヶ月間とされるなど、日本と他国との間で実施されているワーキングホリデー制度との間では目立った違いはありません。
また、近年、カナダ等でも導入された滞在中の医療保険の義務化の流れを受けて、ノルウェーでのワーキングホリデーについても滞在予定期間中をカバーするワーキングホリデー保険への加入が義務化されました。
なお、ワーキングホリデービザの申請は現在のところ、オンラインではなく大使館宛に書類を提出する方法で受付が行われますが、同国ではビザ手続きのオンライン化を進めていることもあり、今後、オンライン申請方式に改められる可能性があります。
北欧で2カ国目となったノルウェー。大変魅力的な制度ではあるものの、ビザの申請料が5万円とされるなど、ビザ申請料が無料(日本国籍保持者の場 合)のデンマークとの差も大きく、この差が特にワーキングホリデーの対象となる若年層にとっては無視できない障害となる可能性もあります。北欧を巡るワー キングホリデー制度が今後どのように推移するか注目されます。