最近、2020年の東京オリンピックの際の温泉やプール等の公共の施設でタトゥーのある外国人の問題が論争になっています。
たくさんの外国人が日本を訪れた時に、「タトゥーのある人はお断り」という施設が多いだけに、その問題はどうなるのか、その動向が注目されています。
日本でも、若い人を中心に、タトゥーをしている人を最近、見かけるようになりましたが、まだまだ日本の社会は、閉鎖的です。
私と夫は、ピアスもタトゥーも知らない世界なのですが、フランス人に聞くと、タトゥーは普通の気軽なおしゃれの一つ的な感覚のようです。
そのため、フランスの普通の場所に、タトゥーのお店があります。夏に肌を露出する時期になると、タトゥーをしている人が本当にフランスでは多いなぁと感じます。
フランスでは、日本語がカッコいい感覚なようで、時々、間違っている変な日本語の文字をタトゥーしている人もいて、あとでこの人がその意味を知ったら、後悔するだろうなぁと思うこともあります。
前にタトゥーをしている友達の肌を見せてもらったことがあるのですが、触った感覚は、タトゥーの表面は冷たく、ザラザラしていています。
タトゥーの部分の皮膚から汗を外に出すことが出来ないそうで、夏は特にタトゥーの部分は暑いそうです。そのため、身体の自然な循環機能に負担をかけることもあるかもしれません。
フランスに来て、おしゃれ感覚のままタトゥーをして、日本に帰国してから、文化の違いにアタックされるということもあるので、深く考えて決断した方が良いかもしれません。
日本では、まだまだタトゥーは、あまり良い印象がないのは事実です。
フランスに限らず、外国では、相反する価値観があり、タトゥーがある・ないだけで、その人のすべてを判断することは、人の道ではありません。
日本の大和言葉の本来の意味は、価値観の相違を受け入れるという意味があると言います。見た目や第一印象が大事と言われる日本ですが、それだけで人を判断することは真のグローバル化とは言えません。
東京オリンピックでのグローバル化の動向によって、日本の価値観の問題がフランスでも論争になりそうです。
Miyabi@フランス