フランス生活を送るうえで持っていると便利なのが、カルトブルー（CB）です。
カルトブルーはキャッシュカード、デビットカード、クレジットカードが一体になったカードでフランスで銀行口座を開設する際に発行してもらえます。
短期の滞在であれば、現地で銀行口座を開設せずとも日本から持参する国際キャッシュカードやクレジットカードのみでも事足りるかもしれませんが、ワーホリで1年間、また他の種類のビザを取得してフランスに長期滞在するのであれば現地で銀行口座を開設してカルトブルーを発行してもらう方が良いでしょう。
小さなお店では、カード支払いの際にお店側が支払わなければならない手数料の関係で「ＣＢ（カルトブルー）の利用は○○ユーロ以上から」と利用額の最低金額を設けているところもあるので、小額の支払いの際には注意が必要ですが、フランスで生活していると逆にカルトブルーがないと支払いの際に不便だと感じるケースも少なくありません。
例えば、駅の自動券売機で切符を買う際、支払いはカードか現金（しかもコインのみで紙幣での支払いは不可）となっていて、カードといってもICチップのあるタイプで4桁の暗証番号を入力するものでないと使えないというケースも多いです。（パリの地下鉄では紙幣も使えるタイプの自動券売機があるようですが）
私がフランスに来たばかりでまだカルトブルーを持っていなかったときのこと、切符を買うのに十分な小銭はなく日本から持参したクレジットカードも自動券売機では使えず、それではと対人販売の窓口に目をやると長蛇の列が…。並んで待っている間にお目当ての列車が出発してしまうという悲しい出来事もありました…！
またフランス人はあまり多額の現金を持ち歩きませんが、それでもいざ現金が必要になれば街の至る所にあるATMで、いつでもたいていの場合は手数料なしで引き出しが出来るので便利です。
ただし、カルトブルーを利用する際に気をつけたいこともいくつかあります。
例えば、ATMで現金を引き出しする際には1週間単位で引き出しできる限度額が決められていて、多額の現金を一気におろすことが出来ません。
また4桁の暗証番号ですが、これは自分で決めるのではなくて銀行側で指定する番号を使うことになるのできちんと覚えてうっかり使い慣れた日本のキャッシュカードの番号を入力してしまわないよう注意が必要です。
先述の駅の自動券売機の例をはじめ、フランスで日常生活を送るなかでカルトブルーを持っていることで支払いの時間短縮になるケースは結構あります。
また、ワーホリ中にフランスで働く場合には給与の支払い関係で現地の銀行口座が必要になるでしょうから、フランスに来たら早い段階で銀行口座を開設して便利なカルトブルーをGETすることをオススメします！
たぬき＠フランス
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