whnewsオーストラリアのクリスマスといえば、真夏のクリスマス。ヨーロッパ的な「雪の降る、静かな聖夜」とは対極的な、アウトドアで過ごす「真夏の青空の下、にぎやかな休日」です。

クリスマス休暇は夏休みとしての性格も持っていて、学校は1月末まで6週間以上の長いお休みに。これに合わせて両親も休暇を取って家族旅行に出かける家庭も多く、観光地はかなり混み合います。

航空券の価格も上がりますし、宿泊費も1年を通じて一番高くなります。この時期にしかまとまった休暇が得られない家族には仕方がないのかもしれませんが、ワーホリで時間を自由に使える方には、旅行や買い物は控えて、逆にしっかり稼ぐ方に時間を使うといった選択肢もありますね。

医師をしている友人の場合、クリスマスの間の時給は通常の3倍なのだとか。そんな事もあり、彼女は毎年、必ずクリスマスは職場で過ごしています。

クリスマスの頃に合わせて色々なイベントも開かれます。屋外での映画の上映会やクリスマスコンサート、花火大会などなどアウトドアのイベントが目白押しです。忘年会を兼ねた職場単位やグループ単位などでのバーベキューやクリスマスパーティーなどもしばしば開かれますので、参加すれば友人の幅を広げる機会にもなりますね。

アウトドアといえば、家の外観をクリスマスツリーのごとく華やかなイルミネーションで飾るのも人気。ストリート単位でご近所さんが一緒になって競い合うコンテストなどもあって、かなり盛り上がります。こんなストリートでは夕暮れになると見物客で大渋滞するところも。

ところで、オーストラリアでのクリスマスは家族で過ごす日本のお正月やお盆のような感覚に近いとよく言われます。対して大晦日からニューイヤーにかけては、友人や恋人と過ごす楽しくロマンチックな時間だったりします。

もちろん、オーストラリアは様々な国から様々な文化や宗教を持った人が集まった移民の国ですから、時間の過ごし方も実際には様々。色々なスタイルのクリスマスが楽しめるかもしれませんね。

Nacky@オーストラリア


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