日本では入学式や始業式は4月ですね。欧米は入学時期が9月と半年ズレている国が多いそうですが、韓国は実は3月2日が始まりなのです。
なぜ1日ではなくて、2日という中途半端な始まり日なのかというと、3月1日は韓国では三一節という国民の祝日で、1919年3月1日に日本の植民地支配に抵抗して独立運動が起こった日で三・一運動を讃えた記念日なのです。
3月1日には各地で独立運動を記念した式典や行事が開かれるので、日本人にとっては肩身が狭い日でもあります。
入学式が3月だと必然的に卒業式は2月末になります。小学校の入学式では正装した親子もいれば、カジュアルな格好の親子も。
入学式で校門に待ち受けているのは塾等スクールのビラ撒き隊。それはまるで入試日に大学受験生に予備校のチラシを配るビラ撒き隊のよう(笑)。早い時期から競争教育に巻き込まれていくんですね(汗)。
韓国の小学校は1年生から6年生までと日本と同じで、中学校3年まで無償の義務教育というのも一緒です。
韓国の小学生たちはランドセルではなくて、リュックサックを背負って学校に通います。なので、日本人の私から見ると最初は、今日は遠足なのかな?と思っていました(笑)。
日本の学校教育を参考にしたからか、学校の基本的な作りや、号令のかけ方や、チャイムが鳴ることは日本の小学校とあまり大差ないのですが、ある小学校を見学に行った際、驚いたのが給食。
その日のメニューは白いご飯に参鶏湯(サムゲタン)、ヨーグルトサラダ、バナナ、チュロス。参鶏湯が出てるところが韓国っぽい!キムチもありました。
給食の時間に飲み物はなく、授業の業間休みに、椅子に座って体操をした後、配られた牛乳を飲んでいました。
ミヤケ印@ Seoul