デンマークワーホリ
私はデンマークで初めての出産を経験して早9ヶ月が経とうとしています。

この前生んだばっかりのような気がして、未だ自分が母親になったことがたまに非現実的な感じなのですが、そうこうしているうちにもうすぐ1年なんて経ってしまうんでしょうね。

デンマークでは子供がいる家庭に本当に優しい社会だなと、自分が子を持つ側になって心から実感しています。

日本との違いはいろいろあるのですが、なんといっても産休制度。私は現在仕事を辞め、専門を変えるために学生に戻っているのですが、ここでは学生の身でもなんと産休が取れて、その間は国から補助金まで出るんですよ。

初めて聞いた時はあまりにも出来過ぎた話じゃないかと、実際に自分も産休を取るまでは信じられなかったのですが…。学生の産休は半年から一年ですが、だいたいみな保育所に預けられる年齢に達する一年を取る人が多いようです。

デンマークでは母親だけではなく、父親も産休を取ることが推奨されていて、夫婦共働きの場合二人に一年の産休が与えられ、その一年を夫婦間で分けて取るという仕組みです。

例えば母親が出産後から10ヶ月とれば、父親は残りの2ヶ月を取ることができます。もちろん産休が取りにくい会社もありますが、だいたいの職場が父親産休制度を利用することができ、父親でも三ヶ月程度を取る人は珍しくありません。

我が家のケースはというと、私は出来るだけ早く学生を終えたいので半年で復学して、その後夫は4ヶ月の産休を取って今は主夫生活を送っています。

産休の間も給料は失業保険組合を通して最高でそれまでの給料の満額が支給されます。なので安心して子供とのかけがえのない時間が過ごせるというわけ。街を歩けば平日の昼間、おとうさんがベビーカーを押して優雅に散歩している光景も、デンマークならではですね。

ruru@デンマーク


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