フランスワーホリ
フランスのビザ手続きは、プリンシプル(己に忠実に・原理原則)を貫く意味を身を持って学んだ出来事でした。

フランス大使館に行く何ヶ月も前に予約を取り、交通費と東京の宿泊費をかけてフランス人の夫と二人で長期ビザの書類を持って大使館に行きました。

却下の正当な理由があるなら却下されても納得や書類の改善方法も考えられますが、窓口の人は一切理由すら言わず、一方的にかなり失礼なことをフランス国民である夫に機関銃のごとく言い放って、何分もしないで門前払いになりました。

私は、かなりの驚きと失礼な態度を受けた怒りで唖然となりました。長期ビザ以外に、当時夫と結婚していない私が他のビザをもらえるチャンスはありませんでした。

その後、夫が9月に日本の留学先を卒業したので、私は仕事を辞めて夫と一緒にビザ無しでフランスに入り、結婚の手続きと結婚後のビザの申請に翻弄させられました。

結婚しなければ、夫と一緒に3ヶ月以上フランスに住むことが出来ず、自由の国なはずなのに結婚の時期を含め、私と夫に自由な選択余地は与えられませんでした。

フランスのどの役所も対応が悪いのがほとんどで、情報もかなり曖昧です。しかもビザのためだけに、日本にすぐに帰国しなければならず、お金も時間もストレスも嫌になるほどかかりました。

二回目の日本のフランス大使館の窓口では、結婚したのであっさり受理されました。もし二回目で受理されず、理由も言われず失礼に却下なら、窓口と戦う覚悟で挑んだほとです。

フランスの役所は、日本の感覚で行くとかなり失望させられ、失礼を受け、手続き後は二度と行きたくないと思います。フランスで話した日本人の皆さんも正式なビザをもらう=フランスのひどい洗礼のようなものだからと苦笑交じりの嫌な顔で話していました。

フランスでは、政権が変わると移民に厳しくなることもあります。その例が、前大統領のサルコジ氏の移民に対するかなりひどい圧力でした。

私が結婚した時は、オーランド氏の政権で少し緩和された時期でした。フランスでは、政権が変わると手続きがさらに煩雑になり、かなり厳しい検問にあう場合もあります。フランス人も我慢出来なくなるほど、フランスの役所の手続きがさらにひどく悪くなります。

自分の手続きは原理原則に忠実だと言えるなら、白洲次郎のようにプリンシプルな精神を持って、手続きの戦いが長期間に及んでも、従順ならざる日本人として絶対に役所に屈しないあきらめない者がビザを勝ち取ると言っても過言ではありません。

Miyabi@フランス


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ