デンマークはとても恵まれたことに、日本と同じく、ひねった蛇口からそのまま水が飲める国です。
しかも、ヴィッテルとかエビアンとか、日本ではスーパーなどで買ういわゆる硬質の水が蛇口から出てきます。
が、デンマーク人の好きな水はDansk Vand(ダンスクヴァン)。直訳すると、デンマークの水というなんともがっかりしちゃうような名前ですが、炭酸入りの水。
ほかのヨーロッパでは、この炭酸水がちょっと塩っぽかったりしますが、デンマークのものは癖がなく、名前通りのただの炭酸水。
そして最近はこれにレモン風味だったり、クランベリー風味、洋ナシ風味、ピーチ風味、木イチゴ風味などといったようにちょっとアロマ的な感じの炭酸水も出ています。
もちろん、炭酸が入ってないミネラルウォーターも買えますよ。でも、レストランでも水!と注文すると大抵は炭酸入りが出てくるので、炭酸なしを注文するときは uden brus(ウーデンブロス)と付け加えることをお忘れなく。
蛇口から出てくる水とはいえ、デンマーク人は水は高いからとよく口にします。どの程度高いのかは不明ですが・・・。
だから、食器をスポンジを使って洗剤で洗ってから、一枚ずつ水洗いする日本方式でしてると、お年寄りの方からは、水がもったいない!!とよく怒られました。
そして、お水が高いからバスタブがある家が少ないんだよというのはうそっぽいですが、そう聞いたこともあります。
値段のことはともかく、蛇口から出てくる水をそのまま飲めるというのはとても幸せなことです!!
ただ、気になるのはカルキ。お鍋だってすぐに真っ白になっちゃうし、白い洋服もすぐに黄ばんでしまう。いいことばかりじゃありませんね。
nao@でんまーく