私は海の近くに住んでいるのですが、気軽に海に行けるのも考えてみれば贅沢なこと。
このところ、夏のような晴れの日が続いていたので、思いつきでビーチへ行きました。
本場さながらのイタリアンジェラートを、イギリスのビーチでまったり楽しむのはお気に入りのひとときです。
そしてラッキーなことに、この度、ビーチハットの中に初めて入ることができました!
ビーチハット(Beach hut)というのは、海辺に建ち並ぶ色とりどりのかわいらしい小屋のこと。
日本で言うところの「海の家」という感じですが、全て個人の所有物件なので一般に公開されている訳ではありません。
そんな訳で、今まで興味はあったものの実際に利用したことはなく、知人のおかげでビーチハット初体験ができました。
ビーチハットの前にディレクターズチェアを置いて、海を見ながらランチをして、のんびり…。最高でしたよ!
他に思い当たるのは、「風立ちぬ」を観に行ったことです。
昨年日本で公開された時にイギリスに居て観ることができなかったので、念願叶ってスクリーンで、しかも!アメリカ英語の吹き替えじゃない作品を観ることができたのは感激でした。
宮崎駿監督の映画はイギリスでも非常に有名で人気があります。「風立ちぬ」はイギリス人の心にどう映ったのか、とても興味深かったです。
うちには小さい子供がいるので、自分の時間がほぼ持てない状況の中、贅沢に感じることと言えば、本当に小さなことで、ワーホリメーカーのみなさんにはもしかしたら理解不能で、笑われるかもしれません(苦笑)
例えば、電車やバスにひとりで乗ること。カフェでひとりでゆっくりくつろぐひととき。
読みたい本を邪魔されることなく読むこと。昼寝をすること。ヨガをすること。…などなど!
私にとって贅沢だなぁと感じる瞬間は、お金をかけることではなく、そんな何の変哲もないことかもしれません。
遠くに放牧されている牛を眺めたり、目の前に広がる大きな空、流れる雲や鳥たち、夕暮れを観賞すること…。
そういった時間が贅沢だと思える気持ちをいつまでも忘れないでいたいと思います。
カムラ@イギリス