クレジットカードで支払ったらカード利用手数料を上乗せされて請求され
た・・・日本ではあまりなじみのない「サーチャージ」と呼ばれるシステムがコレ。
オーストラリアでは、小売店がクレジットカードの利用手数料を上乗せして請求で
きるサーチャージが2003年より法律で認めらており、航空券購入時やレスト
ランでの支払いで請求されることが珍しくありません。
一方で全てのお店がサーチャージを請求しているわけでもなく、例えばスーパーマーケットであれば大手2社のウールワースやコールスなどでは請求されることがない一方で、ディスカウントスーパーマーケットとして知られるALDIでは総額に対して0.5%のサーチャージが請求されるといった具合です。
必ず請求されるわけではないものの、チャージする会社やサービスが少しずつ増
えてきました。
そしてついにワーキングホリデービザの申請時にもチャージされることに。金額は総額に対して以下の割合になります。
・VISAカード・マスターカード: 1.08%
・アメリカンエキスプレス・JCBカード: 1.99%
・ダイナースカード: 2.91%
本来、カード会社がお店に請求するカードの利用手数料を利用者に負担してもら
おうという制度ですが、お店がカード会社に支払っている手数料以上のサー
チャージを請求するケースもしばしばあり、手数料の「ぼったくり行為」として
最近は社会問題にもなっています。
ところで、お店側からするとクレジットカードの利用手数料が安いのがビザカー
ドとマスターカード。
なのでこれらのカード利用者にはサーチャージを請求しな
いというお店も存在しています。
ちなみにJCBカードの場合、オーストラリアではアメリカンエキスプレスカードのシステムを経由するため、サーチャージをビザやマスターより高めに設定している会社も多いようです。
オーストラリアでクレジットカードを利用する際にはサーチャージの有無を確認
すること、そしてサーチャージか必要な時には手数料の安いビザやマスターといったカードを利用するのが良いようです。
Nacky@オーストラリア