ワーホリに来た目的は、日本以外のどこかで暮らしたい!という気持ちが大きかったと思います。
カナダのモントリオールにワーホリに行き、海外で暮らすこと、しかも働くこともできるワーホリという形で滞在することに味をしめた私は、カナダでたくさん友達ができたこともあり、次の国をお隣の韓国に決めました。
ただ韓国語はまったくわからなかったので、日本で少し勉強してから、お金をもう少し貯めてから、と思い、カナダワーホリの4年後に渡韓しました。
一応、ワーホリ二度目、海外長期滞在2度目ということもあり、行く前も行ってからも、だいたい流れはつかめていましたが、欧米圏とアジア圏では、やはり雰囲気も文化もシステムもまったく違うところがあり、戸惑うことも多々ありました。
カナダと韓国とを比べると、カナダは移民大国ということもあり、外国人が住みやすい国になっていますが、韓国は銀行口座開設や各種申請等、いろいろな手続きが、外国人にはとっても不便だと感じました。
特に韓国は日本との歴史上の問題が今でも根強く残っており、日々の生活でそれを意識せざるを得ないことが多く、肩身の狭い思いをする時もあります。
領土問題が騒がれていた時、韓国人の友達のSNSアイコンがある日、一斉に『독도는 우리땅/独島(竹島)は私達の土地』となったり…。でもそういう時、外から日本を観るとても良い機会になります。
海外で、バスや地下鉄に乗っていて、ふと思うことは、周りの話している言葉が雑音にしか聞こえなくて、逆に静かだと思えることです。
日本だと、聞くつもりがなくても耳に入ってきてしまうことがありますが、海外では集中して聞かなければ、ただの外国語として、意識から遮断できるのです。
海外だと「外国人」という身分で、どこにも所属しない浮遊感を味わえますが、日本に戻れば、どこかに所属しなければという圧力感を抱かざるを得ない現実が待っています。
海外での限られた滞在期限を有効に利用して、じっくりゆっくりと過ごしていけるといいですね。
ミヤケ印@ Seoul