フランスワーホリ
フランスのスイーツといったらマカロンやカヌレ等、日本でもメジャーになったものがいくつもありますが、私のイチ押しは“Tarte Tropézienne”(タルト・トロペジエンヌ)です。

このデザートは南仏の高級リゾート地サント・ロペ生まれのお菓子として有名ですが、もともとはポーランド出身のアレクサンドル・ミカさんがパン・菓子屋を1955年にサント・ロペにオープンし、おばあさんのレシピを元に作ったこのお菓子をお店で販売していたのが後に有名となるタルト・トロペジエンヌだったのです。

当時、フランス映画「Et Dieu… créa la femme」(邦題「素直な悪女」)の撮影でサントロペに滞在していた女優ブリジット・バルドーがこのお菓子を食べて大ファンになり、「Tarte Saint-Tropez(タルト・サントロペ)なんていう名前はどうかしら?」と提案したのがきっかけでこのお菓子の名前がタルト・トロペジエンヌになったそうです。

ブリオッシュ生地に、ほのかにオレンジエッセンスが香るクリームがたっぷりと挟まっているこのお菓子、見た目は地味で素朴な雰囲気なのですがブリジット・バルドー同様(!)私もこれを食べて以来すっかりトロペジエンヌのファンになってしまいました!

このアレクサンドル・ミカさんのパティスリーは現在では南仏を中心にフランスの11の都市で店舗を構えています。昨年パリにもオープンしたので南仏まで来れないという人もパリで本場のトペジエンヌを買い求めることができます。

私はまだミカさんのトロペジエンヌは食べたことがないのですが、美味しいトロペジエンヌを置いている自宅近くのパン屋さんに行くといつも(今日はあるな?)とチェックしています。ちなみに…今日は残念ながら売り切れていて買えませんでした!

たぬき@フランス


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