ドイツ連邦共和国大使館・総領事館の公式情報には、必要な保険として『ドイツでの全滞在期間有効な旅行者用医療保険(歯科の治療にも適用され、女性の場合は妊娠時にも適用される保険に加入していることを証明するものを提示してください。)および旅行賠償責任保険』が記されています。※2023年2月時点
必ず申請時の公式情報を確認し、適切な保険に加入しましょう。
ワーホリのための保険を探すと、見慣れた医療・生命保険会社ではなく、新しい社名を多く目にするでしょう。「出来るだけ安く抑えたいけれど、補償はこれで十分?」「何かあったときどうすればいい?」等々不安が出てくるものです。
ドイツ用に、医療治療(妊娠時も適用)・歯科治療・旅行賠償責任保険がセットになった保険もあります。困った時はこれが手っ取り早いです。さらに、割高ですが、日本語ホットラインサービスや日本語メールでの病気時申請援助サービスもあります。今日、インターネットでほぼ必要な情報が手に入るので、色々見比べ判断すると良いです。
さて、実際こちらで体調を崩した場合にどうすればいいでしょうか。
まず、風邪等でお医者さんへ行く場合。『Hausarzt 』という近くの家庭医を探しましょう。そこに直接行くか電話をして、診察してもらえるか聞いてみます。というのも、予約が必要な場合や新規患者を受け入れていない場合があるのです。
そして診察時、保険カード・書類を提示します。そこで症状を伝え、必要な治療、処方箋をもらい、薬局で薬を受け取る流れです。基本的に、被保険者がまず診察料・薬代をその場で支払い、請求書を保険会社に送り、後日振込入金されるという流が多いようですが、それぞれの会社によって、署名や郵送、支払いルールが異なりますので、きちんとチェックすることが必要です。
続いて、大怪我や重大な病気で救急車で搬送された場合。最寄りの救急病院で処置されます。英語は通じますし、医療体制に問題ありませんので心配入りませんよ。最後に請求書をもらい、あとの流れは先程と同じです。
最後に、歯が痛い場合。最寄りの歯医者さんへ行き予約、運が良ければ即治療してもらえます。
しかしドイツは歯科治療が高いです。最低保険範囲内だと、虫歯を削り取るだけ、もしくはその上にセメントを被せられます(笑)。きちんとした詰め物は、その量にもよりますが、追加で1〜数万円です。ですので渡独前は、健康診断を受けるだけでなく、歯の治療をしておくこともお忘れなく!
ライター:yodan@ドイツ