度重なるロックダウンが続いたメルボルン。外出禁止やマスクをしないと罰金などとても厳しい制限が続きました。筆者も毎日することと言えば映画を観たりや料理を凝ることなどでなかなか自由ならない世の中に若干、絶望を抱いたこともありました笑。
そこから徐々に規制が緩和されてすべての店でチェックインしなければならなかったのが廃止され、マスクもトラムのみとなり、今ではほとんどマスクをする人を見なくなりました。そんなこともあったなあ~と思うぐらい普通の暮らしに戻ったメルボルン。
今回はそんなコロナ後のメルボルンの社会変化について筆者が感じることをご紹介したいと思います。
まず、ワーホリメーカーや留学生がほとんどオーストラリアからいなくなったことで、どの店でも求人募集するようになりました。そこでローカルの仕事がゲットしやすくなったと筆者は感じました。筆者もその恩恵で今まったく違う業種であるバリスタの仕事をゲットすることが出来ました。
コロナ以前、バリスタは専門職なので学校に行くなど経験を積んだ人しか働くことが出来ない狭き門という職だったのですが、筆者はカフェでの有給の研修を経て仕事をゲットすることが出来ました。また、今でも道を歩くと通る店のほとんどが求人募集の張り紙がしてあります。どの店も人手が足りないので、筆者のように他の仕事を掛け持ちしながら数時間という特殊な勤務スタイルで働くことも可能です。ただ、やはりコロナの影響が完全に無くなったわけでは無いので数か月前には、店の従業員がほとんどコロナに罹ってしまい、お店がクローズすることもしばしばありました。
今ではコロナに感染しても隔離が必要ないようで、前のかなり厳しいルールからするとかなりの違いです。筆者はパートナーがコロナに感染し、クローズドコンタクトという事で2週間隔離、またその時には750ドルの補助金ももらうことが出来て少しラッキーでした。(コロナ陽性者自体は1500ドルもらえていました。) また、ロックダウン中は毎週800ドル程の補助金が出ていたのでちょっと優雅なニート生活を楽しんでいました。ただやはり人と話したりすることが好きなのでその当時は、何もしないことがすごくストレスだったのを覚えています。
コロナ後のメルボルンは驚くほど普通に戻ったと思います。ただ潰れたお店も多く、真新しいレストランやカフェも多く見るようになりました。また、物価や家賃がかなり上がったのも現実です。ただ、それと同時に最低賃金も上がったので、そこは頑張り次第で物価高をカバーできると思いました。
コロナ後の社会変化はいい面も悪い面もありますが、捉えようによってはいろいろなチャンスがあるのだと前向きに考えてみても良いのかもしれません。
ライター:mii@Aus