あらゆるものがデジタル化される今、もちろん財布の中身にも変化が。
数年前までドイツでは、支払いは主に現金、大きな額にはデビットカードが使われていました。一方でクレジットカードを持つ人はほとんどおらず、その知識も薄かったようです。その理由として、クレジットカードには機械手数料や手続き手数料がかかり、日本のようにポイント制などそのお得さが謳われることもなかったため、クレジットカードを持つメリットがなかった事が挙げられます。更に、EU内では現金&デビットカードでの支払いで事足りてしまうので、日常生活でも不便がないのです。

しかし現在、インターネット購入が浸透し、世界中の販売者から品物が手軽に買えるようになったことで、VISAやMasterカードの必要性が高まり、更にクレジットを利用しなくても支払いが出来るPayPalやKlarnaの登録者が急速に増えました。
また、コロナアプリもほぼ皆登録しており、コロナワクチン接種証明書をアプリで管理し、求められた時に提示するのはすでに常識です。

こうしてハイテク技術が進みながらも、アナログが大好きなドイツ人。例えば身分証明証。アプリで管理できるのですが、その利用者は少なく、皆カードや書類を提示しています。支払いに関しては実際、現金を好む人がかなり多いです。スーパーでは半数以上の人が現金払い、続いてデビットカード支払い(スマホでの支払いも出来ますが、利用者は極々稀です)。駐車場や券売機、小さなお店では、しばしばカード支払い自体ができません。
ドイツではまだ現金が不可欠・・・したがって、ワーホリや留学でドイツに来る時には、少なくともドイツで銀行を開設するまで、日本で作ったクレジットカードや、そのカードを使ってユーロを現金で引き出しながら生活することになるでしょう。

ライター:yodan@ドイツ


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ