皆さんは親知らずの抜歯はもう済んでいますか?
普通に生えていて通常通りの歯磨きが出来る親知らずならそのままにしても大丈夫なようですが、それ以外だと虫歯になりやすくなるので抜いたほうが良いそうです。
今回はそんな親知らずをオーストラリアはメルボルンで抜歯することになった筆者の体験をご紹介しようと思います。
筆者の親知らずは下に二本生えていて、存在には気づいていたのですが放置状態でした。しかし、コロナ渦ですることが無く、お菓子を食べまくっていた筆者の奥の歯茎に突然痛みと腫れがやってきたのです。
すぐに抜きたかったのですが、とりあえず炎症が治まってからということで、抗菌剤を処方してもらいました。この時の痛みは過去最大で約1週間、痛み止めも効かず、眠れない日々を過ごしました。そして、いよいよ抜歯の予約をしようとしたら、なんと全身麻酔が必要で親知らず二本で6000ドル程かかるというではありませんか!
あまりに高額だったのでとても驚きました。しかし、筆者の親知らずはどう見ても複雑そうでは無かったので全身麻酔は必要なのか?という疑問がよぎり、別の歯医者さんに診てもらうことにしました。すると、この感じだと局所麻酔でも大丈夫という事でなんと麻酔込みで900ドルでした。あの時、疑問を感じて行動して本当に良かったと今でも心から思います。
後で調べたところ、メルボルンの全身麻酔での親知らずの抜歯の相場は一本1500~3000ドルとのことでした。歯科治療が高いオーストラリアではなんとタイやインドに行って虫歯を治す人もいるくらいだという事がよくわかりました。
オーストラリアでは日本のような歯科も国民保険が適用されないので、プライベートの保険に加入する方もいます。筆者ももちろん加入を検討したのですが適用に一年かかり、保険料も毎月300ドル程かかるので予防歯科を自分で頑張った方が良いという結論に至りました。
今回の親知らず抜歯の場合、十中八九ぼったくりに遭ったのだと思います。焦って決断して、大金を払っていたらと思うとゾッとしてしまいます。
親知らずを抜歯をした後は麻酔が切れてから腫れて大変でしたが、もうその後は親知らずで悩むことが無くなるので、抜いて本当に良かったと感じています。また、親知らずは年を取るごとに歯が硬くなり抜歯が困難になるそうです。しびれなどの後遺症が残ってしまったり、回復力も遅くなるようなので、出来るだけ早めに抜いたほうが良いということでした。
いかがでしたか? 歯を抜くのにはやはり勇気がいります。ただ、怖いと言って先延ばしにしているとデメリットが増えてくるのも事実です。筆者のように痛みや腫れに苦しまないためにも、もし先延ばしにしている虫歯の治療や親知らずの抜歯があれば、早めの治療を強くお勧めします。
ライター:mii@Aus