今日はバレンタインデーですね。
実は私にとっては一年のうちで一番嫌いなイベントです。カップルの間で贈り物を贈りあったり、友達同士でおいしいチョコをあげあうのはいいのですが、義理チョコという慣習が本当によくわかりません。会社に勤めていた時は、会社の男性社員全員にチョコをあげなければならないという謎のルールが存在していて、本当にお金が掛かりました。

さて、ドイツにもバレンタインデーは存在しますが、日本ほどマーケティングで煽られる感じは無く、ささやかに行われます。お菓子屋さんにデコレーションチョコレートが並びますが、贈り物の主流は花束。しかもドイツでは男性から女性に贈ります。女性がささやかなプレゼントを返すこともしばしばで、主にカップルや夫婦で日頃の感謝を伝え合うイベントのようです。

そしてその際に日本ではお決まりの「告白」は、ドイツではありません。
そもそもドイツの恋愛において告白という概念は無いのです。じゃあどうやってお付き合いが始まるのかと言えば、なんとなくの流れ。
それなので、え、付き合ってたの?というようなことも多いようです。暗黙のお試し期間のようなものが2ヶ月ほどあって、縁がなければそのまま解散になるそうです。笑。
曖昧な状態にするのには、お互いの相性をじっくり確認したいという気持ちがあるんだと思います。もちろん、体の相性も含め。

ドイツでは、結婚相手に求める条件として、仕事や年収よりも、体の相性や性的魅力など、本能的なものを重んじるところがあるようです。日本だと、経済力や安定しているかなどを結婚の大事な条件にあげている人が多い気がしますが、もちろん個人差はあると思いますがドイツでは一生その人と性的な関係を持てるかということを確認しているんですね。
ドイツでは結婚と恋愛をそんなにきっちり分けてないんですよね。また、相手の性的な魅力を感じるかを大事にしてるってはっきり言える文化があるのはいいですね。日本だと特に女性は何となく周囲を気にして言いにくいですものね。

日本では草食系男子など、若者の恋愛離れが進んでいますが、ドイツはどうかと言うと、ガンガン肉食です。日本人は珍しいのか、道を歩いていると「こんにちは、僕は○○。きみは?」と、ナンパなんかしなさそうな純朴そうな青年が声を掛けてくるのでびっくりです。
また、パーティーは、良い誰かを見つけるベストプレイスなので、肉食ドイツ男子は精力的に場を活用しています。そして、ドイツでは女子も気に入った人がいたらガンガン行きます。さすがです。最近では、アメリカ発の出会い系アプリ、「Tinder」を駆使して出会うカップルも多いようです。

じゃあ結婚するカップルも多いのかというと、実はドイツでは法的に結婚するカップルはあまり多くありません。ほとんどが事実婚です。これは、結婚しなくても、パートナーシップ制度が認められ(同性婚の場合もそうです)、例えば子どもが生まれた場合の手当等の社会福祉や権利が変わらないからだそうです。法的に結婚してもしなくても変わらないなら、結婚したらいいのでは?と思うのですが、実はドイツの離婚率は50%で、2組に1組が離婚をしています。
結婚よりも離婚する時の方が大変なのはどこの国も変わらない様で、このことからわざわざ面倒な結婚を避けて、事実婚を選ぶカップルが多いようです。

恋愛・結婚観は国によってそれぞれ違った価値観があっておもしろいですね。日本より本能的で自由度が高めのドイツ。恋愛談は友達同士盛り上がる話題なので、是非、いろんな経験談を聞いてみてください!

ライター:ミニマ@ドイツ


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