ワーキングホリデーでイギリスに来る人のほとんどはロンドンを生活の拠点に選ぶと思います。皆さんが予想しているようにロンドンの物価は高く、家賃も例に漏れません。せっかくのワーホリだから家賃と快適さの両方を取りたいところですね。今回はコストパフォーマンスに優れた地区の特徴と価格帯を紹介します。
アクトン地区 Zone3
アクトン地区はロンドン都心部から西に電車で20−30分離れた場所にあります。この地域の特徴として日本人居住者が多いというのがあります。英語を勉強しに来る人は日本人が多い場所を敬遠することもありますが、アクトン地域は特に治安を気にする日本人に選ばれており、よく駐在員の住居として選ばれることから比較的治安の良い地区といえます。
地区内のアクトン、イーリングにはワーホリ中によくお世話になる大きなディスカウントストアや他の地区のお店では見かけない日本食材(白菜やサバなど)も扱っており、服やワンコインショップ、薬局など普段の生活で必要なものが揃うショッピングセンターもあります。また、日本人が多いおかげで日本食・アジア食材店が多くあり、お米や味噌といった私達には欠かせない食材も容易に手に入ります。仕事の面でも日本人家庭のベビーシッター(子供は英語を話す)や日系のお店の数と比例して求人も多くあります。住居についてはキレイで広めな部屋が多いです。
家賃はシングルサイズが月に450ー600ポンド、ダブルサイズだと600ー800ポンドくらいが相場です。物件によって光熱費込か否か、ボンド(保証金)の有無などで総合的な価格は変わってきます。
ショーディッチ地区 Zone1
ショーディッチ地区はアートと創作の発信地として特に若いロンドナーに人気の地区です。ロンドンの中心東側の経済エリアに隣接しており、Zone1という都心部でありながら騒音などは気になりません。この地区にはイギリスでも有名なブリックレーンマーケットがあり、休日には刺激を求める沢山の人で賑わいます。ショーディッチ駅にはBox
Parkというたくさんのコンテナを組み上げた中に若手創作家達が自分のショップを構えており、その中からまだ世間に注目されていないインディーズ商品を発掘するのも楽しいです。一見、無機質な建物自体がおしゃれであり、複数のフードコートと休憩所、Free Wi-fiもあって、居心地の良い空間として人気のスポットになっています。他にもロンドンで最初にオープンしたねこカフェや滞在する時間で料金が決まるカフェなど個性的なお店があり、周辺にはカフェや食べ物屋がたくさんあるので食事には困りません。
一方、中心部ということもありスーパーは小さな規模の店舗がほとんどです。周囲に日本食材店、日系レストランもなくそういった買い物・仕事をするには移動がやや不便になります。住居は狭めの部屋が多めで高ちっちですが家賃も高めになります。
シングルサイズだと600ー750ポンド、ダブルサイズだと700ー850くらいが一般的で、光熱費とボンド(保証金)の有無によってこれより高くなる場合がありまが、中心部への移動なら交通費が安くなるメリットもあるので一概に高いともいえません。
ライター:サカイアヤ/旅する海外フリーランス@イギリス