体調が悪いときは、まず登録済みのGP(家庭医)に行き、GPドクターに会ってPrescription(処方箋)をもらいます。このPrescriptionを持って薬局へ行き、薬を出してもらうのがイギリスで薬を入手するの通常の流れです。
薬の費用はPrescription1枚につき£7.65(2012年4月現在)ですが、60歳以上の人や16歳以下の子供、妊娠中または出産後1年以内の女性など、無料で薬をもらえる場合もあります。
GPを通さなくても直接BootsやSuperdrugなど街の薬局で手に入る薬(Over-the-counter
medicines:OTC医薬品)も数多いのでGPに行けない時には、まずこういった店に常駐している薬剤師に症状を話して相談してみると良いでしょう。
こちらで常備薬といえば、Aspirin(アスピリン:消炎鎮痛剤)、Paracetamol(パラセタモール:解熱鎮痛薬)、Ibuprofen(イブプロフェン:消炎鎮痛剤)、Lemsip(レムシップ:粉末の風邪薬。熱湯に溶いて飲む)、Strepsils(ストレプシルズ:薬用のど飴)、などが定番です。
何か不調があると、とりあえずParacetamolを飲むことが多いですね。風邪やインフルエンザにかかったらLemsipが効きます。体もあったまるし人気のある製品です。
Strepsilsは日本で言うトローチのようなもので、噛まずに舐めます。飴と言ってもお薬なので摂取しすぎないよう服用回数に気をつけないといけません。
薬にあまり頼りたくない人にはイギリスならではのAlternative medicine(オルタナティブメディシン:非西洋医学)を試してみるのもいいかもしれません。アロマテラピーやハーバル療法、ホメオパシーレメディーなどいろいろあります。これらはBootsなどの薬局にも並んでいますが、できれば専門家のアドバイスの下に服用するのが良いでしょう。
今年のイギリスは暖冬かと思っていたら、最近急に冷え込みが厳しくなり、体調を崩している人がたくさんいます。風邪かな?と思ったら症状がひどくなる前の早めの対処でこの冬を元気に乗り切りましょう!
カムラ@イギリス