ノルウェーは、税金が高い事実と共に、社会福祉国家として広く知られています。福祉と言えば、一番初めに思いつく事といえば「病院」ではないでしょうか。
ノルウェーの病院は基本的に子供とご年配は無料でその他は一部負担(限度額に達し次第無料となる)システムです。但し、歯医者はその中に含まれないので注意が必要です。
私自身、ありがたいことに健康体でノルウェーの病院にはたった1回しかかかった事がありません。しかも救急のみというイレギュラーさです。笑
普通は、地域のホームドクター(かかりつけ医者)→専門医の紹介→必要であればより大きな病院という順序ですが、このホームドクターというシステムが曲者なのです。
まず、予約をとるのに2週間かかる事なんて普通です。この時点で、日本のみなさんは「…?どういう意味?」となります。今日風邪ひいているのに、2週間後の診察って…?と、なります。その通り。体調が優れなくても予約をしない限り見てもらえません。もし明らかに異常が見られる場合は、すぐに救急として大きい病院に直接見てもらいましょう。(但し何時間も待たされる覚悟で。もちろん緊急具合によりますが、私は祝日に緊急にかかり、待合室で6時間も待ちました。もはや、待ちすぎて、「これは緊急なのか?」と面白くなってきました。笑)
基本的にノルウェーで風邪をひいた場合、会社に理由を告げる必要性はなく「今日は体調が優れないので休みます」で、OK。上司は、「なぜ?」と聞いてはいけません。プライベートな事ですし、「体調が優れない」は、十分すぎる理由となるからです。連続3日までは理由を告げずに上記の一言でOKです。但し、それをすぎると医者からの通知と共に正当な理由を上司に伝える必要があります。(妊娠中のつわりも正当な理由の1つです)ですので、風邪くらいは基本的に家で自力で治します。笑 というか、3日もちゃんと睡眠・食事を摂取すると治るのが普通ですよね。
お野菜や、地元でとれるフルーツをたくさん食べて、免疫直を保てるといいですよね!! 季節があえば、道端のブルーベリーなど栄養たっぷりで丸々していますよ!
因みに、ホームドクターは、個人番号付与された人で住所登録があれば勝手に振り分けられます。もしそのドクターを変更したい場合は、年に3回まで(地域によるかもしれません)変更可能です。但し、そのドクターの空きがあればですので、絶対自分の好きなドクターになるとは言い切れません。
異国で病院に行く事がないのが一番ですが、もし行く必要がある場合に備えて、渡航してからすぐに確認しておくことをお勧めします!
ライター:森永@ノルウェー