私がノルウェーに降り立ったのは、2013年5月。日本人の知り合いで北欧に住んでいる人・行ったことがある人は周りに一人もおらず、情報集めに大変苦労した事を覚えています。
出だしが、大学入学だったため大学側からある程度のアドバイスはもらえるのですが、それは合格通知がきてからの話。私が渡航した時点ではまだ合格通知はもらっていませんでした。なので、頼れるのは現地に住んでいる外国人・日本人のブログや情報ページのみでした。 ノルウェーといえば、かなり北に位置する寒い国・・・という印象しかなかったため、持っていく服・靴にはこれまた大変悩みました。
世界のユニクロさんでは、爆買い並にヒートテックを買い、タイツもデニール数が高いものを準備。靴に至っては、マイナス10度までOK!と書かれた半分登山用(?)と思われる、重さがかなりあるブーツを購入しました。
実際に行ってみると、5月の気温はそこまで寒くはなく(今、思えば当たり前ですが・笑)、半袖にジーンズで十分な気温でした。真夏と言っても、日本の様に汗がだらだらでる暑さではなく、薄手の半袖でちょうど良いくらいです。ただ、冬に近づくにつれて寒さも増していくわけで、ヒートテックの出番を密かに楽しみにしていました。 ですが!!!ヒートテックを使っていたのは、最初の数週間程度。もしくは、散歩に行く時くらい。その後は、あまり使用しなかった事を覚えています。
その理由は室内の温度に関係しています。ノルウェーの室内は基本的にはセントラルヒーティングといって、約23度で快適に保たれています。そのため、部屋の中でヒートテックを着ていると、汗ばむくらい暑いのです!! 外気温はもちろん寒いので、室内で汗をかいたまま外出すると、風邪を引いてしまいます。 「じゃぁノルウェー人はどの様な格好をしているのか!?」気になる所ですが、基本的にノルウェー人は、室内では薄手のシャツです。もちろん、カーディガンやセーターを着ている人もいますが、下着を着込む人はあまりいません。その代わり、ジャケットやダウンは、もっこもこの暖かい、風さえ通さない様なものを選びます。
室内での服装は夏仕様、外では、しっかり防寒できる服こそが、私が持っていくべき服でした。当初は、部屋の中で暑い暑いと言っている私を見て、ノルウェー人の友達は「脱げばいいじゃない」と言ってきました。人前でヒートテックを脱ぐ勇気は私にはありませんでしたけど。。。笑
ライター:森永@ノルウェー