ノルウェーはクリスマスに向けてどんどんと暗さが進み、それと同時に積雪も進んでいきます。
気温が一定に低い時は、雪のふわふわで歩きやすいのですが、少しでも暖かい空気が舞い込み、雨が降ると、積もっていた雪がたちまち溶けだしてしまいます。「暖かくなるならいいんじゃないの？」と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、とんでもありません！！ 暖かくなり、雪が溶け、春が来るなら文句は言いませんが、ノルウェーの冬はそんなに甘くはありません！！笑
春が来るなんてまだまだ先のお話。春が来る前に、また寒さが到来します。そうすると、どうなるかご存じですか？ 雪とは縁遠い場所出身の私からしてみれば、体験するまでは、暖かさの恐ろしさを知りませんでした。。。笑
少しの間、暖かくなるからといっても、その暖かさは長続きしません。ということは、次に来るのは寒さです。冷たい冷たい空気と共に、溶けた雪が今度は氷になってしまいます。そうすると、どうでしょう。まるでスケートリンクを歩くかのように、ツルツルと滑ります。
慣れていない私は、変な所に力が入り、翌日筋肉痛です。怖くてもちろんヒールなんて履けません！！ そんな時に大活躍するのが、靴の裏に装着する釘です。これがまたありがたい。一回試した事がありますが、本当に滑りませんし、怖くないのです！ 特に、坂道なんかはこれを発明した人にお礼を言いたくなるほどです。ただ、メリットがあればデメリットもあります。デメリットとは、公共交通機関に乗るときにかなり音が鳴るので恥ずかしい。という事です。
ノルウェー人は生まれてからずっとこの雪と共存しています。時々、わざとなのか（？）滑っている人もみますが、基本的には本当に上手に氷の上を歩いています。なので、いい歳をした大人が釘を装着して歩いている所をあまり見たことがありません。
一方で外国人の私は、いい歳をしているのにまだ釘をつけている・・・という、若干の被害妄想を味合う必要があります。。。気にしなければよいのですが、音がかなり響くので恥ずかしいです。
自然災害のリスクとしてはなんともちっぽけなリスクかもしれませんが、ノルウェーに冬場に行く方は、ホームセンターなどで靴に装着できる釘を探してみてくださいね。
ライター：森永＠ノルウェー
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