ノルウェーは、言わずと知れたキャッシュレス大国。オスロに到着した1歩目から肌で感じる事ができると思います。なんたって、駅構内になるトイレがカード支払いでOKなんですから!! 是非、駅内に併設してあるスーパーマーケットにも立ち寄ってみてください。ノルウェー人であれば、ほぼみんなカード支払いです。(そして、カード支払いをしている人の多さに驚くと思います!)バナナ1本を購入する際も、カードです。
カードは、大きく分けて2種類あります。「デビットカード」と、「クレジットカード」。簡単に説明すると、デビットカードは、銀行にあるお金分のみ使用する事ができ、使用後はタイムリーにアプリケーションなどで確認する事ができます。「クレジットカード」は、日本でも馴染みがあるのでご存知かと思いますが、クレジット会社が立て替えをして、決まった日に引き落としをされます。
ノルウェーでカード支払いをしている人の多くは、「デビットカード」を使用しているように思います。(特に大学生以下)
ノルウェーでは、社会全体がカード支払い・所持・使用する事を推奨しています。SpareBank1 という銀行では、なんと6歳以上なら子供だってカードを申し込むことが可能なのです!!
銀行が、カード所持を推奨する理由の1つとして、「安全」と掲げています。これ、納得できますか? 日本では、6歳の子にカードを所持させる=もしもの事があれば危険が伴いそうだ、と思う人も少なくないかと思います。
でも、ノルウェー人はこの、「安全」である事に大きく納得しています。なぜなら、現金を渡すと、どこで誰がどのように使用したかが不明確です。一方で、銀行のアプリを携帯にインストールした場合、カード使用後すぐに、誰が(ピンコードを入れるので、基本的には所持者のみ使用可能)どこで(買い物した場所がすぐわかる)何を(大体の品名)いくらで(値段も表示される)購入したのか、一目瞭然だから。
特に、ティーネイジャーの子供を持つ親にとっては、子供がどんなお金の使い方をしているか、聞かずとも知ることができるので、ある意味で「安全」だと考えているようです。例えば、いじめなんかで恐喝にあっても、現金がなければ渡す事はできませんし。
このように、ノルウェーでは日本よりもはるかにキャッシュレス化が進んでいます!
ライター:森永@ノルウェー