ノルウェーで夏のホリデーは、大体3週間〜4週間取るのが一般的。3分の1を海外で過ごし、3分の1を実家や家族と過ごし、残りの3分の1をヒュッテ(山小屋のような場所)で過ごす人や、全てを海外もしくは実家・家族と過ごす人など、いろんなパターンがあります。しかし、3〜4週間ずっと家にいる人は比較的少ないように思います。
夏の間は、南=スペインや南ヨーロッパに行く人が多く、有名な観光地ではどこにいってもノルウェー語が聞こえてきます。ノルウェー人も、日本や他国の人と同様に服装や行く場所にパターンがあるので、結局はノルウェーにいてもいなくてもノルウェー語からは逃れられません。笑 スペインの観光地のレストランでは、メニューもノルウェー語で用意されている事もあり、どれほど多くのノルウェー人が旅行に来ているのかが伺えます。
さて、ホリデーを安全に楽しむためにはどのような心構えが必要なのでしょうか。
1. 「ノルウェー国内で楽しむ場合」
フィヨルドハイクや山登りに行く人は、必ず動きやすい格好で行きましょう。当たり前の事ですが、慣れないノルウェーでの自然には、しっかりと準備していく事が大前提です。一緒に行くノルウェー人から「そんなに構えなくても、大丈夫だよ〜」と、言われても、ノルウェー人は小さい頃から、スキーや山登りを日常的にしています。しっかりと、自分でリサーチして準備をしていくようにしてください。
また、ノルウェーの自然の雄大さに圧倒されるあまり、足元に注意してが行っていない人をよく見かけます。ノルウェーの自然は、自然そのままを楽しむようにできています。それゆえ、遊歩道など人間が通りやすいように、綺麗に整えられている所ばかりではありません! また、日本では危険エリアには、看板が立てられていたり、フェンスがはられていたりしますが、ノルウェーではこうしたものがほとんどありません。上記のことも踏まえて、日本と違う自然を思いっきり味わってください。
2. 「ノルウェーから海外に行く場合」
予防策がなかなか無い問題ではありますが、念の為…ここ数年ヨーロッパ各国では、思想の過激派によるテロが頻発しており、どこが安全なのかわからない毎日です。人間にとって一番恐ろしい事は、人間が考えると耳にした事がありますが、本当にその通りです。理由もなく、殺し合うのは地球上の生物で人間くらいではないでしょうか。
ノルウェーから海外に行く場合、ノルウェーのように安全な所ばかりではありません。(もちろんノルウェーも100%安全ではありませんが)渡航前からしっかりと、情報収集をし、危険だと思った場所には行かないようにしましょう。自分を守る事ができるのは、自分だけです。
<欧州あるあるプチ情報>
移動手段として、電車や飛行機を使う人が多いと思います。陸続きの北欧および、欧州では電車で海外旅行ができちゃいます。また、LCCがも発達しているので、手軽に安価で飛び回れます。しかし、電車も飛行機も落とし穴があります。それは、欧州人が大好きな「ストライキ」です。
お給料の値上げや、会社の方針が気に入らない人が、団体でストライキを起こす事は、日常茶飯事です。そのため、予定していたホリデーが台無し!なんて話も聞いた事があります。ストライキになる場合は、事前に予告される事がほとんどです。地元のニュースや、情報をしっかりとキャッチし、ストレイキに巻き込まれないようにしましょう!
ライター:森永@ノルウェー