ノルウェーは、陸続きで簡単にスウェーデンに行く事ができる事は広く知られています。パスポート検査をする必要がなく国境越えをできるのは、島国日本からすると、とても不思議な感覚です。

日本で北欧の情報を仕入れるには、本が一番だと思います。インターネットでも仕入れる事はできますが、ブログなどの情報は少しだけ信憑性が薄いと考えるからです。北欧全体を広く浅く知りたいのであれば、書店で本を購入する事で十分ですが、一つの国を深く知りたいとなると、他国に比べ北欧は、まだまだ未開拓です。
そこで、今回は「ノルウェー」からお隣の国「スウェーデン」に行った時に体験した面白い話しをしようと思います。日本では混同されがちなこの2国を、少し深く知っていただけたら、と。

まず、ノルウェー人がノルウェーからスウェーデンに行く理由をご紹介。大きく分けて3つあります。

  • 買い物
    →ノルウェーより比較的安価でお酒や食料品が購入可能です。
  • パーティー
    →ノルウェー人にとって、パーティーでのアルコールは必須です。わざわざアルコールを買ってノルウェーに戻ってパーティーするよりも、そのままスウェーデンに残ってパーティーする方が、旅行気分も味わえて一石二鳥(!?)なのです。また、ノルウェーでは開催されないパーティーが、スウェーデンで開催される事もしばしば。
    もちろんパーティー情報はノルウェーにも入ってくるので、パーティー目的でスウェーデンに行く人も多くいます。(ほとんどが若者)
  • 週末旅行(ヒュッテ旅行)
    →ノルウェー人の多くは、ヒュッテ(Hytte)といって週末の山小屋を所有しています。国内の湖の近くに所有する人が多くいます。家族で所有をしている人が多くいる一方で、会社の所有物の場合もあります。その場合、週末に社員が使用する事ができます。
    他にも、国境近くに住むノルウェー人は、税金の安いスウェーデンにこの山小屋を購入し、週末の度に国境を越える人もいます。

ノルウェー人の渡航理由はこれくらいにして、旅先で出会った面白い人をご紹介します。今日は、ノルウェー人がよく国境越えをする「スウェーデン」でのお話しをします。

スウェーデンでは、フィーカという「お茶タイム」が文化として広く認知されています。私も、この「フィーカ」を体験するために行った、スウェーデンのカフェでのお話しです。

隣のおじいさんは、スウェーデン人。私が友達とカフェとケーキの写真を取っていると…
おじいさん「今はやりのブログ用かい?」
私たち「そうなんです!」
おじいさん「セルフィーはしなくていいの?」と聞いてきました。笑
私たち「セルフィーする代わりに一緒に撮りませんか?」と聞くと、ノリノリで一緒に撮ってくれました。セルフィーという言葉を知っていたのも驚きましたが、一番驚いたのはフレンドリーさのレベルがノルウェーとは大違いだったこと。なぜなら上記の会話、ノルウェーではほぼ皆無に等しいです。ノルウェーでは、隣人との距離を取りたがります。それゆえに、週末は先ほど紹介したヒュッテで静かに過ごすのです。しかし、一歩国境を越えると、こんなにも国民性が違います!!フレンドリーで、他人との会話を楽しんでしまうスウェーデン人。

似ているようで似ていない2国、いかがでしたか?ノルウェーにいる間に、スウェーデンにも行ってみてくださいね♪

ライター:森永@ノルウェー


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