「ノルウェーで最年少のホテル総支配人誕生!?」 E24という経済雑誌に、9月10日付けで大きく取り上げられていました。
彼の名前はインガール。柔らかい爽やかな好青年という感じが写真を通して伝わってきます。彼の人生プランとしては、通っていた専門学校を卒業し、5年後くらいに総支配人になれたら…と思っていたそうです。6年間ホテルのレセプショニストとして勤務経験があり、この6年間の間に責任がどんどん重くなるようになり、ついにはレセプションマネージャーにまでなったと同紙に話していました。
そしてついに4ヶ月のトレーニングを経て、2017年10月にノルウェーで一番若い総支配人になりました。
25歳という若さについて彼は、「若いという事はポジティブにとらえるべき」だと語っています。ノルウェーで一番若いと言われ、はやし立てられてはいますが、彼自身は「実を言うと、僕は年齢について全く気にしていません。やるべき業務をしっかりやり、人にしっかりと対応していくだけです。」と、答えています。また、「この若さで総支配人を任せてもらうだけの信頼を得られた事はとてもいい事」とも、言っていました。
日本では「年功序列」という言葉や「年配の人を敬う文化」が存在します。日本文化と欧米文化(主にアメリカ)を比べた時、(言語として)英語をフラット(=フレンドリー)だと捉えている方が多いような印象を受けます。しかし、私個人は英語に関してフラットだとはあまり思いません。英語で上司に話す時や、英語で年配の方と話す時は、歳が近い友達と話す時よりも、できる限り丁寧に話すように心がけています。一方でノルウェー語は、本当にフラットです。ノルウェー語と同様、ノルウェーの社会も会社もフラットなので、この記事が出た時にあまり驚きませんでした。経験とコネがモノを言うノルウェー社会。6年間現場で経験を積んでいたのは大きいかなぁ、と思います。
これからワーホリでノルウェーに行かれる方、何でもいいのである程度日本で経験を積んでから行くと少しは仕事探しがうまくいくかもしれません♪
ライター:森永@ノルウェー