ノルウェーには、首都のオスロをはじめ多くの移民・難民がいます。ここでは、移民と難民の定義の違いを下記のようにします。
⑴ 移民は「あくまで自分の意思で、他国に移り住んでいる人々」
⑵ 難民は「自分の意思とは関係なしに、国や周りの環境によって他国に移り住む事を余儀なくされた人々」

上記の2点の定義は異なりますが、「外国人」という括りでは同じです。そこで、今回は「ノルウェー人と外国人の格差」についてお話します。

ノルウェー、特にオスロでは他の北欧諸国と同じように多くの外国人が住んでいます。ノルウェー人と結婚した人・学校に行くためにノルウェーに来た人・難民として来た人・より良い経済を求めて来た人が、その大半を占めます。

ノルウェーの国としては、どんな人にも平等に機会を与えるよう努めている事が伺えます。例えば、ノルウェー人と結婚した人には、ノルウェー社会に馴染んで行けるように、無料で学校に通わせてくれます。(言語や文化・社会を教えてくれます。)普通の語学学校に行くと、とんでもなく高いです。また、国籍関係なしにノルウェーの大学授業費は無料です。お隣の国では国籍によって授業料が異なります。ノルウェーに住所があれば、ナショナルセキュリティナンバーが必ず付与されます。難民として来た人には最低限生活して行けるだけの環境と経済的支援を国が用意します。

以上の事を見る限り、ノルウェーは移民が生活して行く上で、ノルウェー人との格差を作らないようにしている事が伺えます。

しかしながら、現実世界はどうでしょうか。一番顕著に現れるのは、就職ではないでしょうか。500万人しかいないこの国に、仕事の絶対数の変動がないにも関わらず、多くの移民が流れ込むとどうでしょう。もちろん仕事に就けない人が出てきます。職種を選ばなければ、「何か」はあるのですが、大学を卒業したにも関わらず、清掃業を自ら進んで行いたいと思う人は少ないと思います。

ノルウェーは、就職においてコネクションがとても大切です。コネがなければ、経験があったとしても面接まで辿り着けません。そのためコネクションを作るために私立の大学に行くノルウェー人は少なくありません。物価の高いノルウェーで私立の大学に通うとなると、半端ない額の授業費が必要です。そうなると、もともと資産を持たない移民は学費をどうにかして作る必要があり、働く以外に方法はありません。仕事先が見つかればいいのですが、そう簡単には見つかりません。そうなると、私立の大学に行くお金を作るのはとても困難です。こうして格差は確実に生じます。

先ほど、資産の話をしましたが、ここ数年で移民の数が増えた事も後押しし、オスロの地価は高騰しています。もともとオスロに住み、資産を持っているノルウェー人には打撃は少ないと思います。 むしろそれを元手にお金を作り出している人もいる中、移民は資産がないので、スタート時点で格差が生じます。

国の提供しているサービスにおいては、移民格差はそこまで感じません。むしろ、手厚くサポートしてくれているように感じます。しかし、実際生きていくとなると、確実にノルウェー人との格差はあります。ただ、これはノルウェーに限った事ではなく、どこの国でも外国人が暮らして行くという事はやはり大変であると思っています。

ライター:森永@ノルウェー

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