今回はノルウェーで英語はどこまで通じるかということを僕の経験を交えながらご紹介したいと思います。
結論から言うと、僕の感覚値ですが英語が話せないという人にオスロで出会ったことがありません。地方に行くとどういうレベルなのか分かりませんが、とりわけオスロでは老若男女問わずほぼ全員が流ちょうに英語を話します。
僕はノルウェーに来るまで留学経験がほぼなく、英語での会話はお世辞にもワーホリに十分なレベルではありませんでしたがノルウェー人の英語力に助けられ今日まで生活出来ています。ノルウェー人にとって英語は身近な存在です。テレビを点けると英語のプログラムが半分以上を占めていますし、カルチャー的な部分でもそれらの国から大きな影響を受けています。自然に英語と触れ合う機会が日常に多いのは、ノルウェー人が英語を話せる1つの大きな理由だそうです。
移民系のレストランでは英語しか使えない店員さんもたまに居ますし、僕も9割英語で今の仕事をしています。そういう場合でもノルウェーの皆さんは丁寧に英語に切り替えて対応してくれます。ほんとうにありがたいです。
ではここでノルウェーでの英語に関する僕の経験をご紹介しましょう。ノルウェーに来て早々、知り合いの誕生日パーティーに呼ばれました。自分以外は当然ノルウェー人なので、ノルウェー語が分からない僕は確実に1人取り残されると思っていました。ですが驚くことに全員が僕ひとりのためにノルウェー語を使わず英語に切り替えてくれたので全く内容が分からないということになりませんでした。
その後知り合いに「気を使ってくれてありがとう」と言うと、「ノルウェー語が分からない人を孤立させるのは失礼だから英語を使うのは当たり前だよ」と返されました。ノルウェー人の親切さとリテラシーの高さに驚いたのをよく覚えています。
ライター:にしいたかひろ@ノルウェー(ブログ)