ノルウェーでワーホリをしようと思っている方が年々増えてきています。仕事の探し方については、筆者もこれまでに多くの相談を受けます。そこで、今回はノルウェーでのアルバイト・仕事事情をご紹介しようと思います。
ノルウェーは国土が日本と殆ど等しいのですが、人口は、約500万人しかいません。ただ、オイルマネーで経済的に潤っているので、首都のオスロは特に海外からの移民が多く暮らしています。
(1)ノルウェーの働き方…
ノルウェーでは、アルバイトや正社員などの区別があまりありません。ただし、学生、小さい子供がいるお母さん、家庭の事情で短時間しか働けない人などは、100%雇用ではなく、60%や70%雇用として契約を結んでいる人もいます。契約によって多少異なる事はありますが、100%雇用もそれ以外の雇用も、基本的には同じ正社員扱いとなります。
(2)どのように就活するのか…
学生は、インターンシップやいろんなイベントで知り合いを作って、自分をアピールして就職に繋げます。ただ、外国人となると、また学生をして…となるのは難しと思います。経験がある人は、その経験が生かせる職を集中的に探すと、就職できる確率があがると思います。経験がゼロで、ノルウェーに来た人はかなり大変ですが、就職に繋がるいくつか方法があります。
1)) 出来る限る多くのリクルート会社に登録をし、ノルウェーの総合サイトFinn.noの求人をチェックする。
2)) ノルウェーのハローワークのような場所に行って話を聞くことができます。また、ホームページにも求人が載っています。
(3)職をゲットするにあたり何が最重要なのか…
外国人の場合は特に、コネが最重要だと言えます。求人情報が出ても、そのうちの半分以上は既に”候補”がいるのが現状です。候補とは、つまり誰かの知り合いや、家族など、所謂コネを持っている人。出来る限る多くのイベントや、コンフェランスに参加して、知り合いを増やすと、就職に繋がる率もあがると思います。ただ、ワーホリの場合は、1年間限定なので、そこまでがっつり仕事を探していないという方は、カフェやバー、レストランが無難だと思います。学生も多く働いているので、友達をつくりやすいかもしれせまん。カフェやバーでの就職は、履歴書を直接もっていくことをお勧めします。また出来ないことではなく、出来ることに集中してアピールをしましょう。また、アルバイトの経験もかなり評価してもらえるので、しっかり履歴書に書く事をお勧めします。
(5)言語レベル…
1番気になるところは、どのくらいの言語レベルが必要なのかという事ですよね。ノルウェー本社であっても、支社が世界中にある会社は基本的に、英語が共通言語です。その中でも配偶者がノルウェー人の場合は、ノルウェーを話せる人も多いです。企業に勤めたいなら英語プラス何かの特化したスキル。カフェやレストランなら、ノルウェー語プラスコミュニケーション能力。といったところでしょうか。
(6)働きながらヨーロッパに旅をする方法…
ノルウェーは、物価が高い一方で給料も高いです。そのため、生活費を抑えれば、働きながらヨーロッパに旅をする事が可能です。もしも頻繁に旅に行きたいのであれば、やはりルームシェアをしたり、外食を控えると、貯まりやすいかもしれません。
多くの外国人が、ノルウェーでの就職状況に苦労しています。しかし、その一方で知り合いがいると、すんなり職が決まる事が少なくありません。
渡航する前に、知り合いを作って就職をしたい事を伝えるのは、かなり効果的かもしれません!
ライター:森永@ノルウェー