イースターはクリスマスのように日にちが決まっていてもおかしくないのですが、なぜか毎年変わるのです。他のヨーロッパ諸国と同様に、春分の日以降の最初の満月の次の日曜日なんだそうです。ですから,今年は4月4日。ちなみに来年は4月17日だそうです。

子供たちは、この週の月曜日からイースターの次の日の月曜日までが、イースター休暇。ちょうど日本の春休みのような感じでしょうか。。。カレンダー上では、木曜日がskærtorsdag、金曜日がlangfredag といって祝日。そして週末土曜日、イースターの日曜日、第2イースターの月曜日が祝日で、5連休となっています。いつもなら、イースター休暇と言って小旅行を楽しんだり、påskefrokostと言って、友だちや家族が集まって食事を楽しむのですが、今年はコロナ禍の真っ最中ですので、もちろん自粛せねば。。。

ところで、デンマークのイースターをちょっとご紹介しましょう。デンマークでは、卵にデコレーションをするというようなのはあまり盛んではありませんが、みなさんご存知のRoyal Copenhagen などは、陶器の卵に絵付けをした素敵なモチーフのインテリアグッズを毎年販売しています。最近は、卵型をしたお菓子入れが人気?
子供たちは、切り絵を幼稚園や学校などで行います。また、お手紙を書くのですが、文字が抜けてたり、塗りつぶしたりしたものを作ったりもします。でも自分の名前は書きません。たいていそれを封筒に入れ、おじいちゃんやおばあちゃんに送ります。Gækkeblvと呼ばれるもので、差出人も書かないので、受け取ったおじいちゃんやおばあちゃんは「誰からだろう?」と考えます。まあ、孫からだとはわかってるんですけどね。そこは、お遊び。
誰からか当てられなかったおじいちゃんやおばあちゃんは、チョコレートなどのお菓子を孫にあげるという遊び。Påskefrokostなどで、食事会などをするときは、庭のあちこちにチョコなどを隠しておいて、子供たちは、一生懸命探します。

そして、そろそろお腹が空いたら・・・まずはお魚料理から。スモークサーモンや、小エビとゆで卵などを食パンにのせ、春らしくアスパラガスが登場する時も。。。そして、欠かせないのがニシンの酢漬け。いくつも種類のニシンの酢漬けをライ麦パンの上にのせて。シナップスという芋焼酎のような強いお酒と一緒にいただきます。ニシンの酢漬けは、ハーブと一緒につけてあるもの、カレー味、一度揚げたニシンを酢漬けにしたものがなどが伝統的なのですが、最近は、自分でオリジナルのニシンの酢漬けを出すことも。
続いてお肉料理。レバーペーストや皮付き豚のオーブン焼きはクリスマスの時と同じですが、イースターなので、羊や鶏肉を使ったお料理が出てきます。そう、ものすごい量のパーティですよね。でも、わいわい飲みながら、食べちゃうんです。

家の中はうさぎやら,小さな卵の飾りなどで春の訪れを祝うように飾り付けもします。来年は、みんなpåskefrokostができるといいですね。

ライター:nao@でんまーく


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