現地での暮らしに欠かせない買い物事情は、渡航する前にすこしは分かっておきたいもの。普段のお買い物から通販まで、リトアニアに暮らすうえで知っておきたい、リアルな情報をお届けします。

まず、リトアニアの町中にはコンビニ並みにスーパーがあるため、普段の買い出しには困りません。
代表的なのは、Iki、MAXIMA、Rimi、LIDLです。前者2つはリトアニア企業で、最もよく見かけるスーパーです。Rimiは母体がスウェーデン企業のため、北欧語の入った商品が目立ちます。LIDLはドイツ系で、欧州に幅広く展開しています。どこもプライベートブランドが充実し、特色があるので面白いですよ。
興味深い点は、スーパーの種類や規模にかかわらず、オーガニック商品の取扱いが豊富なこと。主食の穀物類は、どんなに小さなスーパーでも必ずと言っていいほど、オーガニックの蕎麦の実やオートミールを見かける気がします。また日本・アジア系食材は、普通のスーパーよりも有機食品店の方が、選択肢が多かったり。
有機食品を扱うお店は、この数年で増えている印象です。地域の農家さんが卸す野菜や乳製品などは、こういった店舗のほか、市場や週末のマーケットで買い求めることもできますよ。日用品類は、スーパーと市場で一式揃えられ、郊外の大型ショップ(IKEA、JYRKなど)やホームセンターに行けば、インテリア・家具類も購入できます。

一方、このご時世で急激に普及したのがオンライン販売です。特に小規模なショップはロックダウンで長らく営業できなかったため、政府によるオンライン販売の移行を余儀なくされました。しかし、クレジットカードやPayseraをはじめ、キャッシュレス決済が進むリトアニアでは、わりとすんなり受け入れられているように思いまます。
ところで、通販で買い物をする際、いくつかのオプションから受け取り方法を選べることがあります。多いのは、Lietuvos Paštas(リトアニア郵便局)に直接引き取りに行く方法。それから、omnivaやDPDのような配達システムを利用する方法です。
配達システムは、直接家まで届けてくれる場合もありますが、最近は至るところに配達ボックスが設置され、注文時に指定したターミナルに届けてもらえます。操作はとってもシンプルなので、リトアニア語が分からなくても気軽に利用できますよ。

最後になりますが、中心地では比較的誰にでも英語が通じるものの、すこし外れた場所に暮らす(はい、筆者のことです)と、なかなかそうはいかないことばかりなのが現状。
そんなとき、挨拶程度でいいので、リトアニア語を使ってみて下さい。初対面の人には笑顔が少ない印象のリトアニア人ですが、みなさん親切にしてくれますし、何よりリトアニアのリアルな暮らしの一面を覗けるかもしれません。

ライター:のり@リトアニア
自然と手仕事を愛する人。”sumiyas”という屋号でライター、草木染、編み物などをやっています。
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