今回はデンマークにおいてよく使われているSNSをご紹介します。
統計によれば、堂々1位の座に輝くのは,デンマーク人の約77%が使うFacebook。Facebookは、現実で繋がりのある友人や知人との情報交換や近況報告といったコミュニケーションが目的となっています。若者だけでなく、80歳になるおじいさんやおばあさんもアカウントを作り、友達申請されてくるからびっくり。デジタル王国だと、納得させられます。
1位からは随分と差をつけられていますが、約53%のユーザをもつ、YouTubeが2位につけています。ご存知の通り、アカウント登録をせずに動画を視聴することができ、アカウントを作成すればだれでも無料で動画を投稿することができます。デンマークにもユーチューバーと言われる人はいますが、国内でのみ見られているというところですね。
次に続くのが、約40%のユーザーを持つ、Instagram。Instagramはブログのように活用されたり、ハッシュタグ検索で過去の投稿も見やすくなっていたりと、ストックコンテンツに近い形で活用されています。Facebook にもある機能ですが、過去の今日の出来事がお知らせで出てきたりすると、忘れていた懐かしいことが思い出され、楽しくなったり、縁遠くなっていた友達に連絡してみたりしています。
別の統計会社だとSnapchat が3位につけていますが、大差はあまりありません。写真や動画を見てもらいたいけど、ずっと人目に晒されるのは嫌だという、わがまま?な願いから消去機能が注目されて人気が出たアプリですが、最近は、Facebook やInstagramにもストーリーとしてこの消える機能があるため、少し人気が下火になってきたよう。
次に注目されるのが、LinkedIn。日本ではあまり馴染みがないようですが、デンマークでは職探しをするには欠かせません。
ビジネスに限ったSNSなので、Facebook のような私生活の情報発信はなく、学歴、職歴等を発信し、就活や転職に利用します。デンマーク人は自分のスキルを高めるために転職をよくするので、このSNSが必要不可欠となっているのだと思います。
そして、Pinterest、Twitterと続くわけですが、ここにきて急上昇しているのがTikTok。1分以内の短い映像の撮影・編集・投稿ができるアプリで、友達と共有できるし、撮影した映像にBGMを組み合わせて動画を作成するので、中高生の年齢の子たちに大人気。流れてくるダンスを覚えて、自分で撮影して投稿するのがもっぱら女子の間で大流行中。街の中でも女の子たちが携帯に向かってダンスしているのをよく見かけます。
ライター:nao@でんまーく