デンマークの位置は北緯55度。日本の最北端でも北緯45度なので、日本よりもかなり北側に位置しています。なので、冬はさぞかし雪が積もって、クリスマスは雪景色かもっ!と期待していたのですが・・・
実際に住んでみると全然積もらない?!
そもそも雪が降ることが珍しく、多くの場合は雨です。雪になったとしても、都市部ではほとんど積もりません。郊外では都市部よりも雪が積もるそうですが、日本の東北地方や北海道のような積もり方ではありません。
オーフス市で雪が降った時に撮影した街並みはこちら。このレベルだと雪だるまを作るのはちょっと無理そう(泣)
デンマークで雪が降りにくいのは、周囲に流れている暖流のおかげ。暖流によって上空の水分が温められるため、雪として凍らないそうです。
そして、デンマークに高い山がないことも雪が降らない理由の一つのよう。なんとデンマークの最高峰地点の高さはたったの170メートル。「モレホイ山」と言われていますが、ただの小山、いや丘と言った方が正しいかも(笑)
そのため、お隣のノルウェー・スウェーデンと異なり、デンマークではあまり雪を楽しむことができません。
でも、気温は氷点下なので、美しい霜(frost)を見かけます。朝、近所の公園を通りかかったら、霜で芝生が氷漬けに!あまりにも綺麗だったので写真をパシャリ。
それでも、デンマークの寒さは東京よりも厳しいと思います。デンマークの冬は風が強く、乾燥しているため、肌に突き刺さるような寒さです。手袋をしていないと一瞬で手がかじかみますし、耳当てや帽子を使わないと耳たぶが凍るように痛くなります。
雪は降らなくても寒さは北欧。冬のデンマークに訪れるときには、温かい手袋と耳当て(もしくは耳まで被れる帽子)をお忘れなく!
ライター:ひぐち@デンマーク
デンマークで2番目に大きい都市 オーフス在住。デンマークでの日常や働き方を毎日noteに投稿しています。冬のデンマークの日照時間が短いことを記事にした「ビタミンDが足りない」がおすすめです。