コロナの影響で、例年とは異なる年末年始になってしまった方も多いかもしれませんが、あけましておめでとうございます! 今年もデンマークからワーホリニュースを発信いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、日本での年越しは、家でのんびりとテレビを観たり、初詣に行ったり、どちらかというと静かに、厳かに過ごすのが一般的ではないでしょうか。

デンマークの年越しはびっくりするぐらい賑やか・・・と言うよりも、ありえないぐらい騒がしい!!
なぜかというと、みんながそこら中で花火を打ち上げるから。

新年になった瞬間、あっちで「どーん!」、こっちで「どか〜ん!」、そこで「どどどどどどーん!」と、四方八方で花火が打ちあがります。

しかも花火を打ち上げるのは普通の一般ピープル。その割にかなり空高く打ち上がる派手な花火。しかも、秩序がまったくないカオスな状態が30分以上続くので本当にびっくりしちゃいます!

でも、目の前で大量の花火が打ち上がるのは圧巻としか言えません。至る所から花火が打ち上がり、花火を下から観るか、横から観るか悩む必要はまったくありません(笑)。

なお、デンマークでの花火は規制対象。通常は購入することも使用することも禁止されています。でも、12月27日から1月1日までは花火が許されている特別期間なので、「これでもかっ!」という勢いで花火を打ち上げることを楽しんでいるようです。(※ 花火の購入も12月15日から31日の2週間のみに制限されています)

実はこの花火、17世紀に始まった歴史のある伝統的な風習です。1658年から1660年の長い期間、コペンハーゲンは戦争で敵のスウェーデン軍に包囲されていました。その際、「負けないぞ!」という意思を表すために、元旦にコペンハーゲンの城壁から大砲を撃ち、それに応える形で市内に立て篭もった兵士と住民が銃を空に撃った、という史実が起源だそう。

日本の年越しと異なり厳かな雰囲気はまったくありませんが、みんなでデンマークを守ったことを思い出す勢いを楽しむ冬の風物詩なのですね。

でも真夜中、花火をポンポン打ち上げるのはやめて欲しい。眠れないじゃないか・・・(笑)

ライター:ひぐち@デンマーク
デンマークで2番目に大きい都市 オーフス在住。デンマークでの日常や働き方を毎日noteに投稿しています。年明け後、町中に捨てられている花火のゴミを見て考えた『花火の後に思う「伝統を守る」とは』がおすすめです。


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