フランスでは毎年パレードがあったり、妊婦さんや子供に恩恵があったりもしますが、これらはみんな高い税金から支払われています。
つまり独身だったり、子供が一人だと税金の恩恵があまり受けられません。なので、子供をたくさん産んで、働かないで生活している人も実は多いんです。
また、フランスは人道主義の観点からホームレスや生活困窮の外国人にも生きるための保護に税金がたくさん支払われています。たとえば物乞いの外国人が道にいたとしても、実はその人たちはフランスの税金で生活費が出ている・・・フランスに不法入国者が国境を越えてくるのも、これが理由だったりします。

ということでフランスでは働いても、税金が高く、手取りが少ないです。。。さらに消費税は内税で基本20%!
一方で軽減税率も事細かに決まっていて、例えば外食は10%。テイクアウトは、5.5%など。飲み物も、紙パックや缶、瓶なら5.5%で、プラスチックなら10%の税です。
不思議なのは、ミルクチョコやホワイトチョコは20%で、50%以下のカカオのチョコやお菓子は5.5%だったりすることですね。なんででしょう???

もちろん所得税や住民税もあります。住民税は街によって違い、ちなみにパリの住民税は高いです。1月1日にフランスに住んでいたら、誰でも賃貸、持ち家に関係なく課税され、7月から9月に調書が来て、請求書が届きます。支払いは、11月ぐらいまでです。日本と違うのは、住民税にテレビ税が含まれていること。申告書にテレビがないと記入しても、日本のNHKよりも、厳しくチェックされます・笑。

所得税は去年から自己申告ではなく、日本のように源泉徴収されるようになりました。そのことでデモにもなりましたが源泉徴収社会になりました。
現在は給与、年金、失業手当、傷病手当等は、雇用主か、委託会社が源泉徴収します。

ところで、フランスでは政治家が税金を無駄に使うと、デモになったり大騒ぎになります。前に大統領の身だしなみ代で、何百万も払ったことが、大問題になりました。
フランス人は、政治家のごまかしには、容赦しません。
社会を良くするために税金を払うことは仕方ないですが、フランスのように税金の使い道にもこだわることは、日本にも必要かもしれませんね。

ライター:Miyabi@フランス


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