デンマークは、無料の医療&教育や充実した年金制度など社会福祉国家として有名です。この社会福祉を支えているのはもちろん税金。そのため、デンマークは同時に税金の高さでも有名です。

デンマークを訪れると、この税金の高さにすぐ気がつくはずです。なぜなら、消費税がとっても高い!日本の消費税は10%(食品などは8%)ですが、デンマークではなんと一律25%!!この消費税の高さが物価を押し上げているといっても過言ではありません(泣)

また、インターネット上では「デンマークでは収入の半分以上を税金で取られる!」といった内容を良く見かけます。働いても手元にお金が残らないじゃないか!と思うかもしれませんが、これは実は正確な情報ではありません。

確かに収入の半分以上の税金を払っている人もいますが、それは年収がとても高い人達で、納税者の1割ぐらいしかいません。多くの場合、実際の税率は収入の35〜40%程度と言われています(居住地・家族構成などの条件で税率は変わります)。
また、年間収入がおおよそ50,000クローネ(約80万円)以下の場合、税率は一気に8%まで下がります。
ワーキングホリデーの場合、就労が認められる期間は最大6ヶ月。時給100〜120クローネで6ヶ月間、週20時間以上働くと超えてしまうかもしれませんが、多くの方は税率8%で済むかも!?

ちなみにデンマークで仕事をする場合、必ず納税登録が必要です。どんなに少額でも、こっそり現金でお給料をもらうCash-in-handやMoonlightingと言われる行為は違法です。見つかると国外退去など重い罪になってしまうかもしれないので、仕事をする際は、悪質な雇用主は避けて、きちんと納税登録をしましょう。(納税登録はオンラインで簡単に手続きができます。詳しくは International Citizen Service (ICS)のウェブサイトを確認してください)

ライター:ひぐち@デンマーク
デンマークで2番目に大きい都市 オーフス在住。デンマークでの生活や日常を毎日noteに投稿しています。デンマークの源泉徴収と確定申告の仕組みを紹介している「日本よりも簡単でシンプルな税金の仕組み」がおすすめです!


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