デンマークでは、化学肥料や農薬を使わずに栽培・飼育したオーガニック(有機)食材がとても人気です。
デンマーク人は、環境への配慮や健康意識がとても高く、デンマーク国民1人あたりのオーガニック食材購入額は、なんと日本の約30倍。デンマークの食卓の1割はオーガニック食材が占めているそうです。
オーガニック先進国のデンマークを支えているのが、国が認定している「赤のØロゴマーク」。デンマーク語でオーガニックを意味するøkologiの頭文字に、デンマーク王室の王冠をあしらったデザインです。
Øマークは、生鮮食品だけでなく、オーガニックな食材から作った加工食品でも使われています。また、国が定める厳格な基準と検査に合格した生産者・生産物だけが用いることができるので、消費者は安心してオーガニック食材を選んで購入することができます。
日本の場合、オーガニック食材になると値段がとても高くなる印象がありますが、デンマークでは比較的買いやすい価格になっています。時には、通常の林檎とオーガニック林檎が両方とも1kgで15クローネ(≒240円)になっていることも!
ちなみに、僕がイチオシするオーガニック食品は「フレッシュ・ハーブ」。
日本のスーパーでは、フレッシュ・ハーブ類は、袋入りやパック入りで販売されていると思いますが、デンマークのスーパーでは、袋やパックに詰められた状態のハーブはあまり見かけません。
どうやら「フレッシュ・ハーブは鉢植えスタイル」というのがデンマーク流のようです。
スーパーの野菜売り場に行くと、パセリ、バジル、ローズマリー、タイム、オレガノ、コリアンダー(パクチー)、ミントなどのフレッシュ・ハーブが鉢植えの状態で並んでいます。
オーガニックなフレッシュ・ハーブの値段は12クローネ(≒約200円)。お手頃な価格なので、自宅用にバジル・パセリ・ローズマリーを購入しました。毎日、水をあげて日が当たる所に置いておくと、元気に成長してくれるので、必要な分を料理に使っています。
環境、健康、そしてお財布に優しいデンマークのオーガニック食材。もしデンマークに訪れることがあれば、ぜひ「赤のØロゴマーク」を探してみてください!
ライター:ひぐち@デンマーク
デンマークで2番目に大きい都市 オーフス在住。デンマークでの生活や日常を毎日noteに投稿しています。
デンマークで流行っているおうち時間の過ごし方をまとめた「ロックダウン中にお勧めしたい10のコト from デンマーク」が人気です。
https://note.com/hiroshi_higuchi/n/n7b964076c890