フランスに住んで一番価値観が違うと感じたことは「無理しないこと」です。日本人は、なんでも我慢して無理しますが、フランス人は無理はしません。

たとえば、日本人は細かに出来た料理を人数分、綺麗に盛り付けますが、フランス人は鍋ごと食卓に置きます。田舎だと、それを自分で好きな量を皿に取りますし、一枚の皿でいろんな料理を食べます。筆者は、慣れなかったのでしませんが、パンで皿のソースを掃除して食べてしまいます・笑。
果物も、基本洗わずに、大盛りに籠に盛り付けてあり、好き果物を自分で取り、好きなだけナイフで剥いて食べてしまいます。
日本では清潔、見た目も大事だったりするのですが、フランスの家庭は効率を重視します。

片付けにしても、日本では人の家等に行くと、手伝うとか、掃除するとか、色々気を使う文化です。一方でフランスではそんなことは気にされず、日本的な美徳で気を使うは、単なる気疲れになり、なんの感謝もありがたみもなかったりします・苦笑;。むしろ逆に、何で日本人は気を使うんだろうと、疑問をぶつけられたりするので、「無理をしない」のが一番、良いのでしょう。

フランスは、個人主義で、他人より自分を大切にします。時には、日本的な感覚からしたら、怠惰に見えたり、何で人の気持ちを考えないんだろうと、傷ついたり腹が立ったりすることもありました。でも、逆に言えばフランス人は日本人ほど世間体は考えていない、素のままに生きているということです。世間体なんてどうでもいい、大切なのは、自分らしさだ!と。

どちらの国がいいと言うわけではなく「ああ、そんな考えもあるのね」と、ありのままに受け入れ、自分は自分らしく、流されない生き方が大切なもかもしれません。

ライター:Miyabi@フランス


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