フランスでは日本の薬局のように多くの薬は気軽に買えません。薬剤師が何故その薬がいるのか、事細かに質問しますからちょっと面倒です。
気楽に買えるのは頭痛薬。しかし錠剤はかなり大きいので、飲み込むのがちょっと大変です。パラセタノール、ドリプランが一般的で、バファリンは日本ほど一般的ではありません。頭痛薬は500mgと1000mgがありますが、結構強いので500mgでも十分かと。
ちなみによく病院で処方されるのは、大きなシロップ瓶ですが、効果は微妙です・・・。
フランス人はストレスに敏感なのか、テレビのCMでストレス緩和の薬が多数売られています。
また、筆者の周りには薬を飲むことがカッコいいみたいに、やたらとビタミン剤から、いろんな薬をファッションのように飲む人たちがいました。フランスは、EU内でも薬の消費が多い国ですので、すぐに我慢しないで薬を手にする人が多いと思います。
しかし、薬には必ず副作用があり、常習性になる恐れもあります。滅多に薬を飲まなかった筆者は入院して、病院の薬の副作用が辛く、断薬を自分でしました。半年近くさらにひどい副作用がありましたが、わけがわからない薬を断薬して良かったと思います。
医者も、すぐ薬さえ処方すればという感じですから、副作用がある時はすぐに医者に話すか、我慢出来るなら、薬は飲む、飲まないは自己責任で決めた方が良い場合もあります。
このように、フランスと、日本の医学は認識が違う点が多いです。
ですから、できるだけ健康的な生活をして、軽い常備薬は日本の薬を持参した方がいいと思います。
ライター:Miyabi@フランス