クリスマス>>>>お正月
私がワーホリ中のスペイン北部バスク地方はキリスト教信徒の方が多く、クリスマスは一大イベント。年が変わるお正月よりも、クリスマスの方が何倍も重要で何倍も盛り上がるのだとか。そんな一大イベントの日、バスク地方の人はどんな風に過ごすのか、体験しました!

サンタじゃなくて、〇〇が来る…!?
ここバスク地方では、サンタよりも親しまれている人がいます。それが「オレンツェロ」。オレンツェロとは山で炭を焼いている酔っ払いのおじさんのことで、クリスマスになると山から降りてきて子供たちにプレゼントを配りに来るんです。きれいなイメージのサンタさんとは違ってキャラが濃い。(笑)
24日の夕方になると街の大通りには子供たちが興奮気味に何かを待機。24日はオレンツェロの行進パレードがあるんです。地元の子供たちが民族衣装を着て踊り、それに続いて装飾された乗り物に乗ったオレンツェロが飴をばら撒きにやってきます。
まるでディズニーのパレードみたいで、盛り上がりました!

何よりも家族や親せきと
スペイン人は家族をとても大事にします。なのでクリスマスはもちろん家族と。24日の夜と25日のお昼は家族や親せきと家でまったり楽しみます。
なので街中のほとんどのスーパー、レストラン、バー、お店はこの2日間はほぼ閉業。
あと驚いたのが、別れた奥さんや旦那さんもクリスマスはちゃんと集まり、さらには近所に独り身の人がいたらパーティーに招くってことも。キリスト教の「隣人を愛す」という教えからか、「誰も一人にしない」という意識が強いみたいです。身近な人を当たり前に大切にするスペインの文化はとても素敵だなと感じました。

クリスマスの食べ物
特別決まったものは無いようなんですが、スペインでは12月になると「torron(トゥロン)」というものが街のケーキ屋やカフェに現れます。これはスペイン全土で昔から親しまれるヌガー菓子のこと。つぶしたアーモンドとオイルで作ったものが伝統ですが、今ではチョコ味など色々な種類があります。

12月21日もお祭り
実は、バスク地方の人にとっては21日も大事な日。
12月21日は「サントトマスの日」といって、年始に向けて腸詰めした「チストラ」というソーセージのようなものを食べます。
街中にはチストラの出店が並び、みんなで飲んで食べて歌って踊って…
この日はクリスマスとは違い、朝から夜まで街中が騒がしいです。(笑)

海外でクリスマスを過ごすのは初めてだったんですが、こういったイベント事は文化の違いがはっきりと知れるので面白かったです。
短い旅行じゃなく、長期間この場所に住み、より地元の人に近い立場で体験して知る事が出来たのでやっぱりワーホリって良いなと思いました。
スペインへ来るなら、是非こういったイベントシーズンを挟んでみてくださいね!

ライター:モカ@スペイン


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