フランスと言えば、デコパージュ、スクラッピングブック、カード等、紙製品のデコレーションが、とても上手な国です。
フランスでも、バレットジャーナルがとても流行っていて、ジャーナル等に貼るシールや日本の和紙テープ等のマスキングテープも素敵な商品がたくさん買えるようになりました。
シールも素敵な物がたくさんありますが、3Dタイプや、ぷにゅぷにゅの立体シールも素敵です。シールではないのですが、図柄がたくさんあるノートパットがあり、図柄の絵を切り取り線から外して、糊や両面テープで貼るタイプも人気です。
最近は、プチプライスのおしゃれな紙製品も増えてきて、あっという間に品切れになります。フランスの女性も、プチプライスのカワイイ物が大好きな人が多いんです。
デコパージュは、デコレーションペーパーや紙ナプキンを厚紙や布、木の製品に専用の液で貼り付ける物ですが、紙とは言え、とても豪華になります。さらに、ガーランド、スタンプ、トレース用の型、レジン液で作ったアクセサリー等も、流行っています。
フランスには、このような紙製品を使ったスクラッピングのアイディアの雑誌や、「flow 」という紙製品の素敵な付録が付いている2ヶ月に一回の人気雑誌があり、付録はクラフトペーパー、タグ、カード、ノートが主な物です。また、素敵なデコレーションペーパーが集まった分厚いおしゃれな本も、人気です。
一方で、素敵なデコレーションをつまらないとか、ミニマリストで、すぐにゴミになる物は持たないという考え方も広がってきています。しかし、人間は中庸が大事で、何にもないとか、物がありすぎるという0か100かではなく、ほどよく心を和ませる程度の物がある生活空間は、人の気持を穏やかにするように思います。
人生を無機質な機械のような冷たい物に囲まれたり、牢屋のように物があまりにもない生活をしたら、人の気持ちも殺伐となります。楽しく物を作り、飾り、古くなったら、ありがとうと物に感謝をして、処分しましよう。お金は貯金も大事ですが、活かしてこそ価値があるのではないでしょうか。
少しでも素敵な自分らしい楽しい暮らしをしようと、生活に工夫をすることは、心の健康や栄養にもなるし、新しい文化のアイディアにもなりますね。
フランスの昔のデザインや、デコレーション文化は、今も世界で愛されています。可愛らしいとか、素敵だと感じる物を、さり気なく飾ることは、日本人も上手ですが、フランス人は、フランス人ならではのアイディアがたくさんあり、学ぶことが多いです。
ぜひ、フランスの紙デコ材料を楽しんでみてください。
あまりにも、いろんな紙デコレーション商品がたくさんあるので、お店に行くだけでいろいろなアイディアが浮かんで、筆者のように、ウキウキするかもしれませんよ。
ライター:Miyabi@フランス