フランスの真ん中から、南の地域でよく食べられてるのは、ポレンタです。もとは、ポレンタはイタリアのものですが、フランス人は好んで食べます。
ポレンタはトウモロコシの粉でできていて、大きな鍋にポレンタと水を入れて、クリーム状になるまでかきまぜて、そのまま放置すると自然と固まります。鍋の底に固まってしまうので、手早く何度も弱火でかき混ぜます。
ポレンタは、米のような感じで食べられます。肉料理の付け合わせに多いのですが、パンの代わりに食べたりもします。とうもろこしの粉と水が原料なのに、腹持ちが良くすぐにお腹がいっぱいになりますね。

フランスでは高級とされるウサギ肉とポレンタの料理が絶品だと言います。ウサギの肉だけではなく、牛肉や豚肉、鶏肉でも、ポレンタは美味しくなります。
作り方ですが、肉汁メインのソースを作り、肉と玉ねぎやきのこを入れて、さらに赤ワインやハーブ等を加えたソースでじっくり圧力鍋にかけて、肉を柔らかくします。
出来上がったらポレンタを皿に盛り、その上にソースをかけます。ポレンタの黄色と肉料理の茶色、横にトマトを置くと、まるでレストランのお料理のような仕上がりになりますね。
このほか、カレーソースや、濃い目の魚料理でも美味しいです。

このほか、フライパンにバターを入れて、ポレンタがこんがり焦げ目がつくぐらい、軽く焼くと、とうもろこしの香ばしさが出て、さらにおいしくなります。
こんがりバターで焼いたポレンタと、サラダやハム、ソーセージや卵と一緒にいただくと、とても美味しい朝食になるので、パンに飽きた時にいかがでしょう?

このほか、ポレンタや米の代わりに、フランス人がよく食べるのは、豆です。
「lentille」という、小さい緑の豆はフランスでよく食べられています。
この豆も、ポレンタのように肉や魚料理の付け添えによく食べられます。スプーンでソースに豆を絡めていただきます。また、そのまま豆を皿に盛り、塩だけをかけて食べても豆に自然な甘みがあるので、とてもおいしくいただけますね。

ライター:Miyabi@フランス


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