すでに夏休みの人もいらっしゃるかもしれませんね。デンマークの夏は、朝晩涼しく、しかも日が長い。日本とはかなり違う夏を体験できることは間違いなし。
せっかくデンマークにいるのだからロスキレフェスティバルに行くという人もいるかしら。お友達とキャンプを楽しむ人もいるでしょう。森のバンガローでバーベキューなんていうのも楽しいですよね。
ですが、デンマークの自然も危険が潜んでいるのです。例えば、Guldregn(キングサリ、キバナブリ)、Bjørneklo(ジャイアント・ホグウィード)、fluesvamp(テングタケ)などは、毒があります。中でもキングサリとテングタケは口には絶対にしないでください。Bjørnekloは、もし樹液がついたまま紫外線を浴びると火傷の症状が出てきます。もし目に入ってしまうと失明の恐れもあるので、駆除をしていますが、それでも今年はよく目にします(画像の植物です)。
Skovflåt (マダニ)は森など散歩しているだけでも気づかないうちに体にくっついていることがあります。これはまた厄介で、かなりの吸引力。うまく抜かないと頭が残ってしまって、毒を吐くのだそうです。私の娘も知らない間にこのマダニが体にくっついていたことがありました。もし残ってしまった場合は、病院に直行してください。夏ですが、森に行く時はあまり軽装はお勧めできません。長袖長ズボンでも、帰ってきたらとりあえず、マダニがついてないか確認してください。
あまり話題にはなりませんが、毒ヘビもデンマークにいます。スズメバチもプラムのような甘い果実が好物で、たくさんいるので、収穫時には気をつけてくださいね。森に行かなくても、雑草の中を歩く時は、イラクサ(Brændenælde)に気をつけてください。一見、青じそのように見えますが、トゲがいっぱいあって、それに触れると、痛痒くなり、腫れてくる場合もあります。間違って触ってしまった場合、近くにタンポポが咲いていれば、茎から出る液を擦り付ける。なければ、水か酢をかけて、クレジットカードでこすり上げると治りますよ。
ライター:nao@でんまーく