ポーランドにワーホリに来る際、国際免許証を取得してくる人もいるかもしれません。
ポーランドでは公共交通機関が非常に発達しており、基本的にそれだけでどこにでも行けますが車がある方が選択肢が広がるのは事実です。また、最近では「カーシェアリング」のサービスが人気で、ワルシャワ市内でもよくカーシェアの車を見かけます。
ポーランドでの車の運転でまず気をつけたいのが、日本と違って右側通行ということです。実際、世界的に見ても日本のように左側通行の国や地域はとても少なく、ポーランドも残念ながら日本とは逆です。また、ポーランドの車は基本的にはマニュアルタイプでオートマタイプもありますが、少ないです。
日本では、最近オートマの車が主流になっていますが、ポーランドではマニュアル車=男性、オートマ車=女性のような少し古い変なステレオタイプがあるようです。まあいずれにせよ、ポーランドでオートマの車を探すのは不可能ではないですが数は少ないと思っておいてください。
ポーランドと日本の交通法規は、実際そこまで変わりません。標識などもほぼ同じで、日本の感覚で運転していても標識に困ることは少ないでしょう。でも、ポーランドで運転する際には注意したい点がいくつかあります。
例えば、運転する際は24時間ライトを点灯しなければいけないということです。日本では昼間はライトを点灯しませんが、ポーランドでは以前は冬の時期だけだったのが1年中に変わりました。これは、私がポーランドにやって来て最初に気づいたことでもあります。「なんでみんなライトつけているの?」とポーランド人の友人に聞いたのを今でも覚えています。
ライトをつけ忘れていると見つかれば罰金になるので気をつけましょう。安全面を考慮してもライトはあった方がいいです。
あと、海外でよくある光景として「交差点が赤でも安全を確認すれば右折できる」ですが、以前まではOKでした。しかし、現在はできなくなっているので気をつけましょう。ただ、信号機自体は赤でも下に→が青に点灯している場合は右折可能です。
これには歩行者も注意が必要で、ポーランドの年配の方はいまだに右折できると思っている人がいるので交差点では周りを確認してから渡りましょう。
そのほかに、市街地での制限速度は50km/h、深夜になると60km/hになります。ここでの深夜は23〜5時までです。あと、住宅地は20km/h、高速道路は140km/hが基本です。その他、地域や場所によって異なることもあるので確認してください。
ライター:Kohei@ポーランド