ニュージーランドは、オーストラリアやカナダ同様移民の国で、代表的な家庭料理というものは各家庭によって異なると思います。ただ、筆者が個人的に感じているのは、”シンプルな料理を好む傾向にある”ということ。
お世話になったキウイのシェアハウスオーナーさんに、ディナーに招待していただいたときのこと。テーブルに並んだのは、お肉や野菜をそのままオーブンで焼き、それにただ塩コショウを振って食べるという大変シンプルなもの。
濃いめの味付けを好む筆者は、少し不安でしたが、いざいただいてみると、野菜はホクホク、お肉はジューシーで、ただ焼いて塩コショウを振っただけとは思えない、なんとも豪華なお料理に感じました。オーナーさん曰く、素材本来の味を壊さず、栄養素もそのまま食べられるこの調理法がニュージーランドでは一般的なのだそう。
そしてデザートは、手作りのグルテンフリーシフォンケーキとクッキー。
他の国同様、ニュージーランドでも牛乳、小麦粉、卵を使わないグルテンフリーのもの(特にお菓子)が流行っていて、その中でも手作りにこだわるオーナーさんは、いつも買わずに自宅で作るそう。
移民が増え、たくさんの食文化が入り混じる中、自分の健康は自分で考えて、守らなきゃね!
Simple is the bestよ!
オーナーさんはそう言ったあと、
日本のお寿司は大変素晴らしい!
シンプルなのにあんなに美味しくて、健康的で、本当に日本人は頭がいいわね!
と言ってくれました。
確かに、ニュージーランドにはたくさんのお寿司屋さんがあって、どこも繁盛しているなと感じます。たくさんの食文化が入ってきたことで、様々な食を楽しめるようになった半面、つい高カロリーな食事を摂ってしまいがちなニュージーランドの人々にとって、お寿司をはじめとする日本食は、とても有り難いものなのかもしれないと感じています。
健康を考えたら、シンプルが一番なのだと、改めて感じさせられています。
ライター:Jasmine@ニュージーランド