「ニュージーランドは治安が良い」「キウイは優しい」そんなイメージがあるニュージーランドですが、現地で暮らしているとギャップに戸惑うことがあります。
私がニュージーランドの生活を始めたばかりの頃、クリスマスの日にバスに乗っていました。乗り換えのバスがどこに来るのかわからず、ドライバーに尋ねたところ、かなり横暴な態度・・・。
そのことを現地に長く住んでいる日本人女性に話したところ、こんな事実が判明しました。
ニュージーランドでは、最も犯罪が起きる日がなんとクリスマスなのだそうです。
クリスマスに働かされる人と、そうじゃない人には見えない格差があり、不運にもクリスマスに働くこととなってしまった人は、そのイライラを家族にぶつけるそうです。結果、クリスマス前後は家庭内暴力事件が多発するとのことでした。
原因は、クリスマスに働かされることに対するイライラと、急な出費が増え家庭が不安定になる時期という二つのことがあるそうです。
あまりにも多発する家庭内暴力事件に対応するため、毎年クリスマス前になると、ニュージーランド国内のテレビでは、「家庭内暴力は犯罪です」というCMを流すそうです。キウイ男性と結婚した日本人女性も、家庭内暴力が原因で離婚する方が多いという・・・性格によるものだとはわかっていますが、平和で優しいキウイ男性のイメージが180度変わった瞬間でした。
また、ニュージーランドは同性愛者が少なくありません。隠すことなく堂々としているのでわかりやすいのですが、ガタイの良い男性に口説かれてコワイ思いをしたという男性や、ボーイッシュな女性に口説かれて一瞬戸惑ったという女性も知っています。
そういう時、きちんと自分がストレートであれば、そのことを伝えれば問題ありませんが、やはり初めは驚くことでしょう。
このように、実際に住んでみるといろいろと思い描いていたイメージとのギャップに戸惑うことも多いです。
自分で意識して気を付けることが大切です。
ライター:Jasmine@ニュージーランド